中国・韓国出張2009年01月-第五日目-週末旅行:宗廟


昌徳宮のあと「宗廟(チョンミョ)」へ。正門前の市民広場は白い塀で囲まれ工事中のようである。その周りでは老人たちが盤を囲みおそらく将棋か囲碁をしている。話し込んでいる人もいる。宗廟正門脇にチケット売り場がある。

解説は置いてあったリーフレット等による。

■ 概要
宗廟は儒学を統一思想として建国した朝鮮王国が歴代国王と王妃、及び死後称号が与えられた王と妃の位牌が祀られた霊廟。1395年に建てられた正殿と1421年に建てられた永寧殿の二つの霊廟からなる。正殿には太祖はじめ高徳のある国王と王妃の位牌49位を19室に、永寧殿には4代祖をはじめ位牌34位を16室に祀っている。暴君と言われ廃位となった燕山君(ヨンサングン)と光海君(クァンヘグン)の位牌は無い。
正殿と永寧殿は豊臣秀吉の朝鮮出兵・文禄の役で焼失し(1592年)、光海君が1608年再建された。また、宗廟は位牌の数が多くなるにしたがって既存の建物の側面に相次いで増築を行ったため横に長い建築物である。
毎年5月第1日曜日には宗廟祭礼祭(チョンミョ チェリェジェ)が行われるという。世界無形遺産への登録が事実上確定している(2009年9月予定)。
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■ 観覧情報(2008年1月現在)

入口:正門と昌慶宮から陸橋で通じており共通チケットで両方観覧できる。
交通:地下鉄1,3,5号線鐘路3街駅徒歩数分
定休日:火曜日 (昌徳宮が月曜日定休なので注意)

入場時間:
  3~10月:09:00~17:00 (土日祝日は18:00まで)
  11~2月:09:00~16:30
観覧料:大人(満19歳~)1,000ウォン、小人(満7歳~)500ウォン、満6歳以下と65歳以上は無料
公式HP:jm.cha.go.kr
その他:
  ・全域禁煙
  ・水以外の飲食物、ペット持ち込み禁止
  ・無料ガイドツアーあり。韓国語、日本語、English、中国語。1時間。
   日本語は水曜日~日曜日の09:30、15:00
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入場券と入り口においてあったリーフレット。リーフレットは韓国語、日本語。英語、中国語。
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■ 観覧

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蒼葉門(チャンヨッムン)
宗廟の正門。霊廟なので、宮殿の門とは異なり、構造もシンプルで赤を貴重に緑を使ったと控えめな彩色。(前の公園が工事中で写真がうまく撮れなかった。)
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中池塘(チュンジダン)
入ってすぐのところに、韓国の「天圓地方(天は丸く地は四角である)思想」からくる真ん中に円形島のある四角い池がある。氷が張って真っ白な世界である。(写真なし)

香大庁(ヒャンデチョン)
宗廟で使用する香祝幣と祭祀を行うときの礼物(供え物)を保管し、祭祀に出る祭官が待機していた場所だそうです。中に入ると警備の人がいて、案内にしたがってスリッパに履き替え建物に入る。祭礼祭のビデオとその時に使用される道具が展示されている。
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御楽室(オスッシル)
「王が祭礼を行う前に斎戒沐浴して衣服を清め、世子とともに祭祀を行う準備をしていた場所。斎宮(チェグン)、または御斎室(オジェシル)ともいいます。王をはじめとする祭官は、祭祀を行う7日前から飲酒歌舞が禁じられ、弔問も行かず、死刑の執行や宣告もせず、また夫婦が床を共にしなかったそうです。そして祭祀の3日前からは毎日沐浴をし、祭祀の前日にここ御楽室に来ることになっていたそうです」
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典祀庁(チョンサチョン)
「宗廟祭礼のときに使用する器や物、運搬器具などを保管し、食べ物を準備していた場所。庭を中心に建物を「□」型に配置し、庭には礼物(供え物)を準備していた石臼などの跡が残っています。」石臼の後は奥の建物の前にある円筒形の石のことか?その一つの上で猫が解けた雪を舐めていた。
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正殿(チョンジョン)
典祀庁から正殿の横の入り口(東門)に向かう。版位台(パンウィデ)という石を並べた高さ10数センチの四角い待機場所を通り門へ。版位台では小学生がくるりと座って先生の話を聞いている。
門を入ると赤の柱が並んだ印象的な構造物が目に入る。
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第1室である西側1番目の間に祀った太祖(1代目)の位牌をはじめ、李氏朝鮮の最後の皇帝である純宗皇帝(スンジョンファンジェ・27代)まで、各王と王妃あわせて計49位の位牌が19室に祀られているそうだ。韓国の単一建物としては最長の建物(101m)で朝鮮王朝が続き奉安する歴代王の位牌が増えたことで、幾度にわたって建物を横に増築していったからだそうだ。
正殿と永寧殿は堀、月台、基壇、柱、屋根など祭礼用建築物の要素を持っている。反復と対称を基本に広大な廟庭は安定、並ぶ柱は王位の永続、屋根は無限を象徴している。必要不可欠な装飾で丹青や色彩は極力抑えられている。この簡潔と単純さが宗廟建築を荘厳なものにしている。
ここにも小学生が座って先生の話を聞いている。神の道を南門へ向かう。正面に向き合う。
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門には固有の装飾が。
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永寧殿(ヨンニョンジョン)
永寧殿の建物と廟庭の規模は正殿よりも小さく、2つの建物の階級の違いを表わしている。
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by AT_fushigi | 2009-01-29 06:55 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)
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