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新宮門付近にも船着場があり湖周回船が出ています。
そこから右(北)方向に万寿山、それを背景にした仏香閣が遠くに見えます。
左を見ると優雅な十七孔橋とその先に南湖島が見えます。
橋に向かいます。橋の袂に廓如亭があります。
廓如亭は24本の円柱、16本の角柱で支えられた八角形の屋根(尖頂)が特徴です。
中に入ると四方向に湖を愛でる詩でしょうか、額が掛かっています。
天井は正方形を組み合わせた八角形です。
廓如亭を南に抜け湖畔に出て、、橋を南側から見ます。いわゆる眼鏡橋で名の通り孔(アーチ)が17個あります。蘇州の宝帯橋の多数アーチ(宝帯橋は53のアーチ)と北京の盧溝橋の欄干の特徴を持つといわれています。
橋の欄干に獅子らしい石像が並んでいるのが見えます。子供を含め544匹の獅子がいるそうです。
さて、橋に向かいます。橋は長さ150m、幅8mだそうです。
橋の端の獅子像です。
橋の中央辺りから万寿山・仏香閣を眺めます。
その反対側は杭州の西湖の「蘇堤」を模して作られた堤で林が続きます。人造湖である昆明湖を造成した乾隆帝は西湖を模す事にしました。「蘇堤」は宋の時代に杭州知事であった蘇軾(蘇東坡)が西湖に造った堤です。
橋を渡って振り返っての十七孔橋です。橋の反対側に廓如亭が見えます。
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北京/頤和園(IV)-南湖島、龍王廟、涵虚堂)
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