タイ出張2011年04月-週末旅行(II)-タイ・バンコク/王宮周辺-ワット・ポー



ワットポー(Wat Pho)は「菩提寺」と言う意味で正式名称はワット・プラ・チェートゥ・ポン・ラーチャ・ワ・ララーム(Wat Phra Chettuphon Wimon Mangkhlaram Ratchaworamahawihan)です。1788年にラーマI世によって建てられたバンコク最古の寺院です。約80,000平方メータの敷地で、チェトゥポン通りで南北に分かれています。本堂、礼拝堂やマッサージなどは北側にあり公開されています。南側には庫裏などがあるとのことです。
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1767年にアユタヤ王朝がビルマ軍により滅ぼされました。この時アユタヤの王族の遺骨を安置していた寺院ワット・プラ・シー・サンペット(Wat Phra Si Sanaphet)が破壊され16mの黄金の巨大仏(立像)が略奪されてしまいました。
ビルマ軍が退却した後、新たに王となったタークシンを倒して王となったラーマI世はりラタナコーシン王朝を首都をバンコクにして興します。ラーマI世はアユタヤの「再生再興」を目指しました。王宮の工事は1782年から始まり、1788年には王宮の南にあったワット・ポーターラーム(Wat Phodharam)という寺院を王族の寺院とするために大改修を行いました。この工事は2年5ヶ月と28日掛かり、寺の名称をワット・プラチェートポンウィモンクラーワート(Wat Phra Chetuphon Vimolmangklavas)としました。ラーマIII世の時代に再度の大改修(増築)があり16年7ヶ月掛かったそうです。この時巨大涅槃像が制作されました。ラーマIV世が今の名称ワット・プラ・チェートゥ・ポン・ラーチャ・ワ・ララームにしました。
ラーマI世はアユタヤ再興の一環としてアユタヤで発展したタイの伝統薬方の処方箋をこの寺に集め、伝統医療の伝承者であるルーシーの像を置きました。ラーマII世はそれを拡充し、ラーマIII世は大改修にあたってこの寺を伝統芸術・技術の伝道の場所にしました。特に伝統医療の総本山の位置づけとしルーシー像も新たに80体置かれました。

さて、混雑を避け寺院を南北に分けるチェトゥポン通りから入ります。一人50バーツでした。入るとすぐにあるのがラーマ1世によって建立された本堂です。本堂は、2重の回廊に取り囲まれています。回廊を垂直につなぐ形で礼拝堂が東西南北に配置されています。
南の礼拝堂(Vihara)です。
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南の礼拝堂に祀られているのは五比丘(弟子)に初めての説教を与える御釈迦様だそうです。
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2重の回廊の間には多くの仏塔(Chedi)が置かれています。ここは寄進すれば一般人でもChediを建てられ遺骨を納めることができるそうです。
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回廊の中には金色に輝く多くの仏像が置かれています。内側の回廊に150体、外の回廊に244体だそうです。
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本堂(Phra Uposatha)に入ります。本堂の中には忘我の境地の釈迦(Phra Buddha Deva Patimakorn)が3階層からなる台座に座っています。その台座に下にラーマI世の遺灰があるそうです。
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本堂から出るとコーナーにプラーン(prang)が置かれています。写真ではちょっと見ずらいですが右のヤシの葉の向こうの塔です。
また、西の方角に大きなChediの上部が見えます。
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外の回廊を出て北側を西に進むと先ほど見た大きなChediが見えてきます。ラーマI世はここにアユタヤのビルマ軍に破壊されたワット・プラ・シー・サンペット(Wat Phra Si Sanaphet)を再現しようと王族の為に高さ42mの大きなChediを建てました。Phra Maha Chedi Si Rajakarnと言います。ここにはラーマI~IV世のChediで遺骨が納められているのです。写真のどれかは分かりませんが奥の大きなChediです(手前のは他の王族のChediだそうです)。
  ラーマI世の緑のモザイクのPhra Maha Chedi Sri Sanpetdayarn
  ラーマII世の白のモザイクのPhra Maha Chedi Dilok Dhammakaroknitarn
  ラーマIII世の黄のモザイクのPhra Maha Chedi Muni Batborikharn
  ラーマIV世の青のモザイクのPhra Maha Chedi Song Phra Srisuriyothai
と色で分かるそうです。
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ラーマI世が建てた鐘楼と涅槃仏が納められた礼拝堂(Viharn Phranorn、外壁補修中)。鐘楼は寺の北側ですが南にラーマII世の建てた鐘楼があるそうです。
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涅槃仏を拝みに入ります。ここで入場券を見せます(なくさないように)。靴を脱いで礼拝堂へ入ります。
金色の寝涅槃仏が輝いています。ラーマIII世の命で制作された寝仏は全長46メートル、高さ15メートルで、内部はスタッコ仕上げのレンガで金箔が施されています。
切れ長の目が印象的です。
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足の裏に回ります。螺鈿細工の足の裏はインドと中国とタイの混合様式で108の有難いお経が刻まれています。
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仏さまの後ろ姿です。
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後ろには多くの黒い鉢が並んでいます。20バーツ払ってサタンと言われる小銭と交換します。鉢に小銭をほ織り込むことで108つの煩悩を捨てることができるそうです。
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無事煩悩を捨てることができました。




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by AT_fushigi | 2012-05-29 17:21 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)
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