さて、王宮の森の裏通りを通ってお城にむかます。かなり陽が低くなってきました。 王立ダンス劇場前の広場に来ました。ここから王宮の丘の西側に広がる町です。 そのそばに奇妙な形の記念碑が。良く調べませんでしたが...ちょっと恥ずかしいかも。 Artur Gorgey、軍人のようです。馬が細いのが気になりました。 この広場ではまだ地中に埋まった遺跡発掘がおこなわれているようです。 向こうにゲッレールトの丘が見えます。ソ連時代の遺産、棕櫚の葉を掲げる女神像も見えます。 王宮です。 激しく支配者が変化したハンガリーの歴史を物語る王宮の変遷です。 「ブダ城の王宮地区の基底には古代ローマ時代の遺跡も残るが...1241年から1242年にかけて相次いでモンゴル軍の侵攻を受け...ベーラ4世は...1242年に築かれた...城壁を備えたゴシック様式の王宮に改築されたのは、14世紀に神聖ローマ帝国からハンガリー王に迎えられたジギスムントの時代のことである。 さらに15世紀後半にはマーチャーシュ1世のもと、イタリアから招いた彫刻家らによって、ルネサンス様式に改築された。...オスマン帝国による征服(1541年)の後にブダ城は火薬庫に転用され、1578年頃に爆発事故が起きたため、当時の建造物そのものはほとんどが失われた。 現在の王宮の元はオスマン帝国撤退後、17世紀になって建て直されたものである。その後、18世紀にはマリア・テレジアの命で大改築が行なわれ...1770年に完成した。... この建物は1848年革命の際に破壊され、19世紀後半から1904年にかけてネオ・バロック様式で再建された。しかし、その建物も第二次世界大戦やハンガリー動乱で大きく損なわれ、1980年代以降にネオ・バロック様式で復元されて現在の姿になった。 城内にはハンガリー国立美術館、国立セーチェーニ図書館(ハンガリーの国立図書館)、ブダペスト歴史博物館などが入っている。」(Wikipedia) 王宮の門。 側の鳥の羽を広げた像が気になります。この鳥はトゥルルという名前で、建国の父(マジャル人のリーダ)アールバードの母がこの鳥を夢に見て彼を身ごもったと言う建国神話に出てくる鳥なのです。 門から王宮の方へ下ります。 最初の広場に合った像。魚と子供たちが戯れています。 王宮の正面へ向かいます。 正面にはハンガリア人の乗馬の像があります。 王宮の前のテラスからの眺めは最高です。国会議事堂などドナウ川沿いの建物が夕日に照らされ影の中にたたずむくさり橋がくっきり見え、しかも時間とともに変化していくのはとても感動的でした。 陽が沈んでいきます。 しばらく、佇んでいると日も陰ってしまいました。これはこれで落ち着いたブダペストの空気を感じます。 王立美術館は既に景観なのでライトアップされた中庭を見て葛折れの道を下ります。 途中で泊っているデザイナーホテルが見えました。 ほとんど道を降りた付近に小さな扉があり人々が入っていきます。中に入ると細い坂道がケーブルカーから見えた歩道につながっています。ケーブルカーの上をを横切る歩道は2本あり、まず着いた下の歩道からのくさり橋は姿も良く気に入りました。 ついでに上の歩道も行ってみました。こんな眺めです。 勢いに乗って王宮まで行くとすっかり暗くなりました。 丁度この時くさり橋のライトアップが始まりました。 先ほどの葛折れの道を下りるとくさり橋がライトに照らされ幻想的でした。 ケーブルカー乗り場もトンネルも夜の装いです。 一旦ホテルに戻り食事に出かけることにしました。 [2012.08.14] 次へ(第六日目-ハンガリー・ブダペスト散策・夜景とDinner) [目次]
by AT_fushigi
| 2012-11-20 08:55
| 出張・旅行
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