中国国内出張2016年11月-第三日目-成都、本場火鍋を味わう(!?)


初めての成都、四川です。四川と言えば「火鍋」でしょう。ということで、夕食は火鍋です。

火鍋は内モンゴルが起源と考えられています。殷の時代には鼎で煮る料理(鍋料理)はあったようですが、火鍋がいつ頃からあるか分かっていません。「火鍋」の記録は民衆文化が栄え始めた南宋時代(1127年 - 1279年)のメニューにあるそうです。元の時代に国中に広がったようです。このころは主に羊に肉を食する鍋でした。明・清に民衆に広まり、さらに雉肉などを材料にした宮廷料理(満漢全席)の一つにもなったそうです。

火鍋は成都ではありふれた食べ物で、車の窓からいたるところで看板を見ることができます。いわゆるB級グルメです。なので、他の深圳や武漢から来た営業の方々は火鍋はもういいという感じです。「どこ行っても同じ」という意見もありましたが、私のために有名店に行くことになりました。

最後の仕事が車で1時間の郊外だったのでホテルへの帰路と交通渋滞を考慮し、営業が選んだのが「川西坝子」です。有名店の一つで成都市内に支店がいくつかあるようです。選んだのはそのひとつ「汇锦城店」で、新しいお店で比較的すいていて予約ができたとのことでした。

「川西坝子火鍋(汇锦城店)」
--- Address: 盛华北路199号汇锦城
--- Phone: (028) 62319890--- Location
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新しい洒落たゾーンの一角のようです。
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2階に案内されました。
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気温は10度を超えていてそんなに寒くなく、すぐ体が内から熱くなるからとテラス席にしました。

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新しいお店らしく、材料はビュッフェスタイルです。入れ物の色や模様で価格が決まっているとのことです。私が見て選ぶことができるのでこの店を選んだと言っていました。私はついていって、勧められるものに首を縦に振るだけでしたが、あれやこれや見ることができて良かったです。肉だけでなく内臓系も多く、大好きな私は一寸興奮しました。キノコも様々あり欲張ってしまいました。これ以外にも羊肉などその場で切ってくれるものもあります。
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たれや薬味は混ぜないでいろいろ取ってきました。テーブルで混ぜようというわけです。
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席に戻ると材料がセットされています。
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席に着くと点火。このお店のお鍋は二重円です。真ん中が辛くない白湯、外が麻辣な紅湯です。大部分の面積が紅湯です。周りの席を見ると紅湯だけという席が半分以上でした。
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スープが温まるまで準備です。まず、ビールで乾杯。するとテーブルの上の缶を開けて取り器に入れろといいます。入れたとたんにスタッフが缶をもっていってしまったので写真に撮ることができませんでしたが、テラス席の写真にその缶が写っています。
これは「油碟」というものだそうです。まずこれに浸けて、そして「たれ」に浸けて食べなさいと言われました。たれを入れて自分の味を作っても良いのだが、最初はいろんなたれを試したらと言うことでした。いい香りの油です。二つ役目があるとのこと。一つは、余りに辛く痺れるので、油で包んでそれを緩和するというもの。胃の保護にもなるらしい。もう一つは辛いだけでなく熱いのでしっかり浸けて温度を下げて食べやすくするのだそうです。確かに辛いうえに熱いので火鍋に慣れていないひとにはつらいと思います。しかし、なんとなく素人向けと言われているような気がして、油はいやだなというと、胡麻油が主成分だからヘルシーだよと。とにかく、初めは使ったほうが良い、後半に油碟無しで食べようと言ってくれました。
他の席を見てると、スタッフが進捗を見て、テーブル横のワゴンに納めた材料を次々とテーブルに乗せているようです。営業はいろいろ食べたいねとワゴンの棚から勝手にテーブル中に出せるだけ出して楽しみました。

久しぶりの営業との食事でもあり、食べるのと会話に夢中で写真を撮るのを忘れました。正直、辛さとの戦いに夢中だったとも言えます。
後半、「油碟」無しに挑戦しました。最初は、辛くて熱くてやっと口に入れたと思ったら痛くて痺れて、それは辛いものでした。山椒が曲者です。それでも交互に「油碟」に浸けたり浸けなかったりなどして頑張って食べているうち慣れてきたのか麻痺したのか食べることができるようになりました。「油碟」はやはり油です。また、独特の味があり、舌が油に包まれて胡麻化されているのが分かります。無しの方があっさりして材料の味も楽しめて美味しいです。しかし、口の周りが痛痒くなってしまいました。次回は最初は「油碟」無しで出しが辛くなってからの後半は「油碟」で食べてみようと思います。
火鍋は、内臓系を食べるために発展してきた料理だともいわれていますので、内臓系が美味しいです。センマイとか日本でもお馴染みのものも多かったのですが、営業が、このお店を有名にしたという「鲜鹅肠」を勧めてきました。鵞鳥の腸です。しゃぶしゃぶのように箸にもって鍋にいれてキュッと縮まったところをいただきます。これは嚙んだ時の触感が楽しくて次ぎ次ぎいってしまいました。
写真をインタネット(nuomi.com)から拝借しました。
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火鍋は肉系の料理ですが、意外に美味しかったのは烏賊でした。小さい烏賊もゲソも美味しくいただきました(他の魚や海老はお勧めできるものではありませんでした)。あと、キノコは太いの長いの大きいのと種類も多く味も良く時季のものだからでしょうか。野菜はロメインレタスのような油麦菜とカリフラワーが美味しくいくらでもいただけました。
最後に麵で締めました。しっかり太い春雨の様な麺でした。火鍋に合うとのことで、ジャガイモの麵と言われたような記憶がありますがはっきりしません。お代わりしました。

会計のところにあった「皮影劇」のパネルです。店の看板や店内、名刺にもありました。
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帰ってバイドって見ると2000年の歴史がある影絵劇だそうです。
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辛さも忘れて爽やかな気分で店を出ました。車中、口をポリポリ搔きながら味を思い出していました。

いつものように、食べること以外は仕事なのですが、成都は一度じっくり観光してみたい都市です。


by AT_fushigi | 2016-11-26 16:38 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)
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