(Note) ヨーテボリはWikipediaの表記ですがGooglemapはイェーテボリであり、Wikipediaによれば他にイエテボリ、エーテボリという表記があるとのことです。発音を聞くと私には「イェーテボーリァ」に聞こえます。 この日の学会は午後のセッションがないので散策に出ることにしました。夜ダウンタウンで学会主催のディナーがあるので郊外の会場からダウンタウンまで散歩することにしました。直線距離で2km位なのでちょうどいい距離です。 昨日見つけたヨーテボリ美術館(Gothenburg Fine Art Musium)で絵を鑑賞→HAGA地区→ダウンタウン(カテドラル、グスタフ・アドルフ広場、駅)→ディナー会場(波止場)は5kmの道のりです。元同僚と二人で出かけました。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ヨーテボリのWikipediaを引用を中心にしての紹介です。ヨーテボリはスウェーデン西部にある、ストックホルムに次ぐ第2に都市です。 スウェーデン語でGöteborgと表記されゴート族の都市という意味です。北欧神話でイェート人=ゴート人の町と伝承されていました。 バルト海を制覇し、北海へのアクセス権を得たスウェーデン最盛期の国王、グスタフ2世(1594年 - 1632年)によって開かれました。ダウンタウンにはグスタフ2世の像が建つ広場があります。 ヨーテボリはスカンジナビアで最大の港湾施設を有し、18世紀にはスウェーデン東インド会社の本拠地でもあっとのことです。有名企業としてボルボ本社があります。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - まず、ヨーテボリ美術館(Gothenburg Fine Art Musium)です。ヨータプラッツェン(Götaplatsen)というポセイドン像がある広場に劇場やコンサートホールと面しています。 正面の階段を上ったところにチケット売り場がありました。40クローナ(約500円)でした(参考に調べたら2018年は60クローナとなっていました)。 係員がエレベータで最上階に行き降りてくるのが良いと教えてくれました。 この美術館はヨーテボリの美術収集家、ポントゥス・フュシュテンベリー(Pontus Fürstenberg、1827年 - 1902年)と妻イェーテルダ(Göthilda)からの寄贈が中心ですが大きく2つの絵画群が楽しめます。北欧の画家による絵画と印象派やピカソなどの絵画です。 エレベータを降りると美術館の人がいてこちらへと指さすほうへ進みました。 そこはポントゥス・フュシュテンベリーがスウェーデンの画家カール・ラーション(Carl Larsson)に依頼し1888年に完成した自宅のフレスコ壁画三部作が展示してある部屋でした。 この階は主に北欧の画家の展示が続きます。 スウェーデン画家リッカルド・ベリ(Richard Bergh)の「北欧の夏の宵(Nordisk sommarkväll)」。ガイドのリーフレットの表紙の絵です。モデルはネルケ公エウシェン王子(Prins Eugen)と歌手のカリン(Karin Pyk)です。ロマンティックですね。 デンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイ(Vilhelm Hammershøi)の「Interiör」。「室内」と訳すのでしょうか。まさにハンマースホイの「静けさ」+「女性の後ろ姿」、そのものです。西洋美術館での展覧会を思い出します。 先出のカール・ラーションの「花積む乙女(Girl picking flowers)」。 ノルウェーの画家ムンク((Edvard Munch)の作品も。数日前オスロで堪能してきたばかりです。 「バンパイヤ(Vampyre)」。 「作家Christian Gierloff」 「ポートレート習作」 アッと思ったのが、ノルウェーの画家、エーリック・ヴァーレンショルド(Erik Theodor Werenskiold)の「平原にて(On the Plain)」。 数日前にオスロ美術館で見たことあるとカメラで確認したら「九月(September)」でした。 もう一つアッと思ったのが、フィンランドの作家、ヘレン・シャルフベック(Helene Schjerfbeck)の「Margareta Wind」です。この作品は大好きな奈良美智風ですがこちらのほうが上品でしょうか? シャガールを連想してしまったヨーテボリの画家Ivar Aroseniusの「Self Portrait with Poultry and Pigs」。 そのほかErnst Josephsonなど北欧の作家の作品が多く展示してありました。北欧以外の作家の絵も見ごたえがあります。 ピカソの「アクロバット家族(The Acrobat Family)」です。 ユトリロの「イヴリーの景色」。 シャガールの「花と家禽」。 ピサロの「Basincourt景色」。 などなど。モネなど印象派やマリー・ローランサンなど近代作家の作品が多く展示され見ごたえがありました。 彫刻や写真の展示もありましたが、今回は絵画の2フロアだけ鑑賞しました。午後3時に入館し、約1時間半少しかかりました。 満足して美術館を後にしました。
by AT_fushigi
| 2018-05-31 15:07
| 出張・旅行
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