北米出張2008年1月-第一日目-クローズドノート



最近映画に行っていなかったらこんな良い映画を見逃していたんです。機内で観た「クローズドノート」。3回も見てしまいました。「いま、会いにゆきます」同様の感動でした。映画館で見たかった。
沢尻エリカの記者会見で話題になりましたが、この作品はそれ自身が良いです。エリカもとても良い演技です。マンドリンの定期演奏会にリュウが小さな花束を持って約束どおり来たと万年筆屋のお嬢さんから聞かされたときと雨の日の出来事に気がついたときのエリカの演技は好きです。
「いま、会いにゆきます」から竹内結子ファンの私にはたまらない映画でした。

この映画ではノートで語られる伊吹先生と隆、それを読む香苗とリュウが交錯する物語と彼らを囲む人間物語です。それを美しい映像とやさしい音楽で綴ります。
泣ける場面がたくさん用意されています。伊吹先生が訪ねた時、君代チャンが合唱を流していた所でまずほろりとしてしまいました。君代ちゃんが学校に戻ってきたときも。香苗がリュウの個展で君代ちゃんが拾った紙飛行機になったノートの1ページを読むとき、「限りあるめぐり合いの中で出会うのだからそれは奇跡だと言って良い。」「夢なら永遠に覚めないでほしい。でもこれが現実なら、一瞬でもかまわない。私は生きて来て良かったと言える。」「私はあなたに出会えて良かった。」
仕掛けも色々です。全ての場面が後で絡み合い物語を進め、真実が現れてきます。例えば香苗が万年筆屋の社長に呼ばれたときの場面。社長に言われ売り切れになった万年筆の試作品で書く「太陽の子」を覚えていた社長、そしてその書き味に驚く香苗。その直後にリュウがその万年筆をほしがるという場面。リュウがその書き味を知っていたことやほしがった理由が後で分かります。
二組の男女が交錯し全てが分かるとき、そのきっかけが山田君のテスト紛失事件というからくりには脱帽です。女性の後姿の絵を見に近づき手に持ったとき後ろから光が当たって文字が浮き出てくる映像には感動しました。これが全てを結びつけたのですから。
勇気も与えます。「心の力」を象徴する胸(鎖骨かな)をトントンと叩くしぐさ。「諦めなければ願いは叶う」。この言葉で勇気を持った香苗がリュウを尋ねて全てが明らかになります。

映像もきれいです。最初の場面の引越しの片づけしている窓からの景色が明らかに舞台は京都とわかります。ただし、言葉は標準語です(「おなくなりました」は京都弁かな)。でも、違和感ありません。私の大好きな哲学の道や南禅寺の水道など「ああ、京都だ」という景色、それだけでこの作品が好きになれそうです。
この作品は小道具が泣けます。京都はもちろんですが、「翼をください」「ともしび」「マンドリン」「太陽の子」「万年筆」「紙飛行機」「絵」などです。さらに、君代の古い民家、喫茶店、香苗の部屋などノスタルジーに富んでいます。
唯一つ、高校時代、教室から数百の紙飛行機を飛ばした私の経験からあの紙飛行機を飛ばすのは大変と言うか私には飛ばせないと思います。まあ、街中と風の吹いてる山の上の学校の違いは有りますが。そういえば最初の引越しの場面で紙飛行機が飛んでいました。
by AT_fushigi | 2008-02-29 02:57 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)
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