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十に一つでも行けたなら...2008年2月

「十に一つでも行けたなら...」 

今月行った所:
 歌舞伎
   坂東玉三郎「特別舞踊公演」(尾上菊之助、市川海老蔵)
 展覧会
   「没後50年 横山大観―新たなる伝説へ」、国立新美術館
   「ロートレック展」、サントリー美術館



歌舞伎 (歌舞伎美人

歌舞伎座
  歌舞伎座百二十年初代松本白鸚二十七回忌追善
  「二月大歌舞伎」
  平成20年2月1日(金)~25日(月)
   昼の部 午前11時~
     一、小野道風青柳硯 柳ヶ池蛙飛の場/梅玉、三津五郎
     二、菅原伝授手習鑑 車引(くるまびき)/橋之助、松緑
     三、積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)/吉右衛門、染五郎
     四、仮名手本忠臣蔵 祗園一力茶屋の場/幸四郎、染五郎
   夜の部一 午後4時30分~
     一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)/富十郎、三津五郎、橋之助
     二、初代松本白鸚二十七回忌追善 口上/幸四郎、染五郎、松緑、吉右衛門、雀右衛門
     三、一谷嫩軍記 熊谷陣屋/幸四郎、梅玉、段四郎、松緑、魁春、芝翫
     四、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)/染五郎
  1等席:15,000円、2等席:11,000円、3階A席:4,200円、B席:2,500円、1階桟敷席:17,000円

  (2月17日(日)は「東京マラソン2008」のため、歌舞伎座近辺交通規制。バスを除く公共交通機関利用)

大阪松竹座
  坂東玉三郎「特別舞踊公演」(尾上菊之助、市川海老蔵)
  平成20年2月5日(火)~26日(火)午前14時~、金曜日は午後6時~
     一、連獅子/海老蔵、尾上右 近
     二、京鹿子娘二人道成寺 道行より押戻しまで/玉三郎、菊之助、海老蔵
  1等席:17,000円、2等席:9,000円、3等席:5,000円

博多座
  「二月花形歌舞伎」
  平成20年2月1日(金)~23日(土)
   昼の部 午前11時~
     一、義経千本桜 渡海屋・大物浦/獅童、七之助、愛之助、亀鶴、男女蔵、亀治郎
     二、高坏(たかつき)/勘太郎、亀鶴、七之助
     三、団子売/愛之助、亀治郎
   夜の部 午後3時15分~
     一、菅原伝授手習鑑 車引/勘太郎、獅童、男女蔵、亀治郎
     二、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)/愛之助、七之助
     三、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)/亀治郎(六変化)、勘太郎、獅童
   A席:12,000円、特B席:10,000円、B席:7,000円、C席:4,000円


行きたい美術館・展示会

国立新美術館
  「没後50年 横山大観―新たなる伝説へ」
  2008年1月23日(水)~3月3日(月)(火曜日休館)10:00~8:00、金曜日は20:00まで観覧料
  当日 一般:1,400円、大学生:900円、高校生:700円、(中学生以下は無料)
  概要
    巨匠、横山大観(1868~1958)の没後50年記念。大観芸術を一望する。
    初期から晩年までの代表作を集めて展示。海外からの里帰り作品。

サントリー美術館
  「ロートレック展」
  2008年1月26日(土)~3月9日(日)(火曜日休館)
  〔日・月・祝日〕10:00~18:00 〔水~土〕10:00~20:00
  当日 一般:1,300円、大・高校生1,000円、中学生以下無料
  概要
    油彩画、素描、ポスター、版画を中心に、19世紀末パリの大衆文化に活躍した
    ロートレック芸術の全てを紹介。
    オルセー美術館からの本邦初公開の油彩画、水彩画、素描を含むコレクション。
    サンパウロ美術館など国内外の美術館から集めた名品。

松岡美術館
  松岡コレクション「中国陶磁名品展」
  2008年1月5日(土)-4月20日(日)(月曜日、祝日の場合は翌日休館)10:00~17:30
  一般800円、中高大生500円
  概略
    中国陶磁コレクションより、元、明、清時代の景徳鎮窯作品を中心に、
    後漢時代から清朝までの中国陶磁の名品約50件余りを精選し展観。

チェックしている美術館(恐らく行かないけど...)

東京国立博物館
  特別展「宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝」
  2008年1月2日(水)~2月24日(日)(月曜日、祝日の場合は翌日休館)

国立西洋美術館
  2008年3月3日まで全館休館(改修工事のため)

東京国立近代美術館
  特集「国吉康雄-寄託作品を中心に-」
  2008年1月2日(水)~3月20日(木)(月曜日、祝日の場合は翌日休館)

東京都美術館
  ルーヴル美術館展「フランス宮廷の美」
  2008年1月24日(木)~4月6日(日)(月曜日、祝日の場合は翌日休館)

東京都写真美術館
  「土田ヒロミの日本」
  2007年12月15日(土)→ 2008年2月20日(水)(月曜日、祝日の場合は翌日休館)

[2008年3月]
by AT_fushigi | 2008-02-29 23:59 | ご挨拶・予定 | Trackback | Comments(0)

北米出張2008年1月-第一日目-クローズドノート



最近映画に行っていなかったらこんな良い映画を見逃していたんです。機内で観た「クローズドノート」。3回も見てしまいました。「いま、会いにゆきます」同様の感動でした。映画館で見たかった。
沢尻エリカの記者会見で話題になりましたが、この作品はそれ自身が良いです。エリカもとても良い演技です。マンドリンの定期演奏会にリュウが小さな花束を持って約束どおり来たと万年筆屋のお嬢さんから聞かされたときと雨の日の出来事に気がついたときのエリカの演技は好きです。
「いま、会いにゆきます」から竹内結子ファンの私にはたまらない映画でした。

この映画ではノートで語られる伊吹先生と隆、それを読む香苗とリュウが交錯する物語と彼らを囲む人間物語です。それを美しい映像とやさしい音楽で綴ります。
泣ける場面がたくさん用意されています。伊吹先生が訪ねた時、君代チャンが合唱を流していた所でまずほろりとしてしまいました。君代ちゃんが学校に戻ってきたときも。香苗がリュウの個展で君代ちゃんが拾った紙飛行機になったノートの1ページを読むとき、「限りあるめぐり合いの中で出会うのだからそれは奇跡だと言って良い。」「夢なら永遠に覚めないでほしい。でもこれが現実なら、一瞬でもかまわない。私は生きて来て良かったと言える。」「私はあなたに出会えて良かった。」
仕掛けも色々です。全ての場面が後で絡み合い物語を進め、真実が現れてきます。例えば香苗が万年筆屋の社長に呼ばれたときの場面。社長に言われ売り切れになった万年筆の試作品で書く「太陽の子」を覚えていた社長、そしてその書き味に驚く香苗。その直後にリュウがその万年筆をほしがるという場面。リュウがその書き味を知っていたことやほしがった理由が後で分かります。
二組の男女が交錯し全てが分かるとき、そのきっかけが山田君のテスト紛失事件というからくりには脱帽です。女性の後姿の絵を見に近づき手に持ったとき後ろから光が当たって文字が浮き出てくる映像には感動しました。これが全てを結びつけたのですから。
勇気も与えます。「心の力」を象徴する胸(鎖骨かな)をトントンと叩くしぐさ。「諦めなければ願いは叶う」。この言葉で勇気を持った香苗がリュウを尋ねて全てが明らかになります。

映像もきれいです。最初の場面の引越しの片づけしている窓からの景色が明らかに舞台は京都とわかります。ただし、言葉は標準語です(「おなくなりました」は京都弁かな)。でも、違和感ありません。私の大好きな哲学の道や南禅寺の水道など「ああ、京都だ」という景色、それだけでこの作品が好きになれそうです。
この作品は小道具が泣けます。京都はもちろんですが、「翼をください」「ともしび」「マンドリン」「太陽の子」「万年筆」「紙飛行機」「絵」などです。さらに、君代の古い民家、喫茶店、香苗の部屋などノスタルジーに富んでいます。
唯一つ、高校時代、教室から数百の紙飛行機を飛ばした私の経験からあの紙飛行機を飛ばすのは大変と言うか私には飛ばせないと思います。まあ、街中と風の吹いてる山の上の学校の違いは有りますが。そういえば最初の引越しの場面で紙飛行機が飛んでいました。
by AT_fushigi | 2008-02-29 02:57 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)

北米出張2008年2月-第一日目-プロペラ機も良いかな


強風の影響でNEXの運休などがあり、成田には当初予定の20分遅れで到着しました。早速チェックインしましたが、遅れのため自動パスポート審査の申請に5分ほど間に合わずにできませんでした。SQのA380就航とお雛様が目立ちました。
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今回のラウンジはANAの奥のほうのラウンジです。いつもどおりビールとおそば(今回はかきあげ)で一息ついたらそろそろボーディング時間でした。
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今回はSQのビジネスです。食事が楽しみです。
離陸後赤ワイン”Lockwwod, Carberne Sauvinion 2005 Montrey"。そして、サテーです。ピーナッツソースが結構いけます。
夕食は「花ごよみ」。九種類の味が楽しめます。
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  八寸:錦玉子、金柑、海老柚子案煮
  口取:紅白黄身寿司、明太蓮根、おたふく豆
  焼き物:甘鯛の照り焼き
  和え物:柿なます、いくら
  酢の物:北寄貝、大根、わかめ
  炊き合せ:大根風呂吹きと野菜のそぼろ餡かけ
  かすご鯛押しすし
  筍ご飯
  じゃこ飯
これに味噌汁、冷やしうどんです。ご飯類以外は楽しめました。ご飯類は冷凍のぱさぱさでした。お酒は「純米大吟醸 玉の光 雄町」です。
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このあと、栗アイスクリーム、チーズ、果物をいただきました。食後酒はポルトワインDOW'S 2001です。
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この後映画「クローズドノート」を3回見て仕事をしたら朝食です。また和食「花月膳」です。
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カジキ柚子庵焼き、野菜煮物、ゆかりご飯、味噌汁、果物です。

LAに着きました。大きな水溜りができていて大雨があったことを示しています。
ターミナル8とあります。乗り継ぎに2時間半あったのでゆっくりあるこことに。一番遠いターミナル移動です。なんと30分もかかってしまいました。しかも、ターミナル8と言う表示はありません。ターミナル7まで行ってUAの人に聞いたら、たぶんあそこだと思うけれどと歩道橋を示します。確かに人が並んでいます。行ってみるとセキュリティの待ち行列でした。
入って100mくらい歩いてターミナル8に着きました。
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飛行機はプロペラ機でした。1-2列構成で、私は1列の窓際でした。ブーンと鈍い音が聞こえプロペラが回りだしました。滑走路まで行って、離陸。ブウオーン、スー、ブウオーン、スーの繰り返しで上昇していきます。スーというのは音が低くなる時で「えっ、大丈夫」と思う瞬間です。はらはらしながら雲の上に出て水平飛行になります。
ブロッケン現象は見えませんでしたが虹が機体の下方向に見えます。
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45分ほどでSan Diego空港にでした。たまにプロペラ機に乗ると飛んでいると言うことが実感されます。窓に張り付いて外を見ていた、楽しい飛行でした。
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次へ(出張小旅行-サンディエゴ動物園
by AT_fushigi | 2008-02-27 18:34 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)

北米出張2008年2月-第一日目-JR大混乱

米国サンディエゴへの出張です。
日曜日出発は久しぶりでした。この日は強風でほぼ全部で列車の遅れが出ていました。

18:30発のSQ12に乗るために新宿発15:12発のNEXをとっていました。危ないかなと思い14:50ごろ新宿着。っと、遅れではなく運休と言う表示でした。
すぐ、南口に行ったら同類が大勢いました。駅員さんに聞くと「次の15:32に乗るか、キャンセルしてください」しか言いません。京成線はどうなっているのかと聞いても分かりませんでした。言われるまま改札を出て「みどりの窓口」にいくと長蛇の列でした。

こういう場合、先に行くのが一番とさっさと東京へ行くことにしました。東京駅では14:33と15:33(私が乗るはずだった列車)が運休、15:03分は遅れていていつ来るか分からないという状況でした。駅員さんが「遅れてきた15:19発の普通列車に乗ってください、15:03はいつ来るか分かりません」と叫んでいます。ホームにいた多くの人は普通に乗りました。朝の通勤列車並の混雑です。3本のNEXの乗客が追加で乗ったのですから。
車内は情報交換の場です。航空会社や空港カウンターの電話番号が行きかいみんな電話しています。「17:25分の便なんだけれど17:00ごろになりそうだけれど...」など悲痛な声もあります。ノースウェストに乗る人が予約センターに電話し、「17:58分発の便ですが17:00ごろになります」と言ったら1時間前にカウンターを閉めますと冷たく言われたと怒っていました。米国系は気が利かないのでしょうか?いえいえ、前にUAで40分前到着で乗せてもらったことがありました。要は電話対応者の問題でしょう。
私は運休した東京を15;32に出るNEXの代わりに、5,6分遅れてきた15:19の普通に乗ったのでまだ余裕がありました。この先どうか分からないと言う不安はありましたが。

そのうち電車が千葉駅に入りました。ここで放送。「特急を先に通します」。「えっ」と皆が言ってる中をNEXが通り過ぎました。しかもがらがらのが。
ここでまた声が。「あれに乗っていれば絶対間に合ったのに」。この人は17:40といっていたなあ。皆さん怒り心頭です。JRへ電話する人が出てきました。

JRに10分以内の特急に関して情報が無かったことが信じられない。現場が大混乱している。運休の列車も5分前までそれに東京駅から乗車する車掌も知らなかったと車内で言っていました。
また、この場合特急を先に通すべきではありません。

まあ、大体企業信用を失うのは、通常ありえないことが起こったときです。このときの対応です。
JRに「顧客満足」と言う言葉は無いのでしょうか。

次へ(第一日目-プロペラ機も良いかな
by AT_fushigi | 2008-02-25 16:16 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)

米国出張2008年2月


米国サンディエゴへの出張です。
日曜日出発は久しぶりでした。この日は強風でほぼ全部で列車の遅れが出ていました。

第一日目:東京(NRT)→(SQ12)→ロサンジェルス(LAX)→サンディエゴ(SAN)(泊)
第二日目-第四日:サンディエゴ(泊)
第五日目:サンディエゴ(SAN)→ロサンジェルス(LAX)→(SQ11)→東京(NRT)

記事
北米出張2008年2月-第一日目-JR大混乱
北米出張2008年2月-第一日目-プロペラ機も良いかな
北米出張2008年2月-出張小旅行-サンディエゴ動物園
北米出張2008年2月-レストラン(米国-メキシカン)-サンディエゴ
北米出張2008年2月-レストラン(米国-色々まとめて)-サンディエゴ
北米出張2008年2月-第五日目-帰国

出発 
by AT_fushigi | 2008-02-25 16:15 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)

日本酒-田酒-古城乃錦


今年も来ました。「古城乃錦」です。

「純米大吟醸・古城乃錦」
蔵元:西田酒造店
所在地:青森県青森市
酒度:+2、酸度:1.4 、アルコール度:15.5%
酵母:協会9号、米:古城錦:45%
(購入記録、2008年2月、720ml、2200円)

青森県の西田酒造店は、「田酒」、「喜久泉」の銘柄でしられています。八甲田山系の伏流水を利用し伝統的な手造りを守って質の高い酒造りを行っています。
「田酒」は昔は関東では置いてあるお店は限られていました。今では居酒屋でも飲めるようになりました。良いお酒が広まり日本酒を嗜む方が増えると、日本酒業界にも影響有るし、益々美味しいお酒を飲めるようになると信じています。
私が日頃飲んでいるのはこの蔵元の「田酒・特別純米」です。旨みがあり切れもよいお酒ですす。女性にも男性にも好まれる名品です。

「田酒・特別純米」
蔵元:西田酒造店
所在地:青森県青森市
酒度:+3 、酸度:1.5、アルコール度:15.6%
酵母:協会9号、米:「華吹雪」55%
(最近の購入記録、日時不明、1800ml、2650円)

山廃の時期には1本だけ楽しみます。すっきりし、女性向けかも知れません。

「田酒・山廃仕込特別純米酒」
蔵元:西田酒造店
所在地:青森県青森市
酒度:+2、 酸度:1.6、アルコール度:15.5%
酵母:協会9号、米:「華吹雪」55%
(最近の購入記録、日時不明、1800ml、2950円)

毎年2,3本しか手に入らないのが大吟醸です。ふくらみのある豊かな味香りでありながらすっきりしている名品です。

「田酒・純米大吟醸」 
蔵元:西田酒造店
所在地:青森県青森市
720ml 3772円(税込み)
酒度:+2、 酸度:1.3、アルコール度:16.5%
酵母:協会9号、米:「山田錦」40%
(最近の購入記録、日時不明、720ml、3770円)

そして最高のお酒は、青森県産の幻の酒造好適米といわれた古城錦を復活させ、この米を50%まで精米して醸される「古城乃錦」です。これは地域限定ということのようです。
数年前までは入手が難しくなかったのですが最近は毎年1本手に入れることができればいいほうです。
っと、箱が去年と違うことに気がつきました。気持ち小さいかな。字も黒から赤へ。
写真は左から今年、昨年の「古城乃錦」と「田酒・大吟醸」の箱です。
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えっ、純米吟醸が純米大吟醸になっている。上で箱の記述のまま大吟醸と書きましたが昨年までは吟醸だったのですね。これはいよいよ楽しみです。

飲むのは出張から帰国してからです。それまで専用冷蔵庫で寝ていただきます。
by AT_fushigi | 2008-02-24 02:03 | お酒・ワイン | Trackback | Comments(0)

「ロートレック展」


今回も国立薪美術館(「横山大観」展)から徒歩5分の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館を訪れました。

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「ロートレック展」
  
開催期間:2008年1月26日(土)~3月9日(日)(火曜日休館)
開催場所:サントリー美術館
観覧料:1,300円
概要:油彩画、素描、ポスター、版画を中心に、19世紀末パリの大衆文化に活躍した
    ロートレック芸術の全てを紹介。
    オルセー美術館からの本邦初公開の油彩画、水彩画、素描を含むコレクション。
    サンパウロ美術館など国内外の美術館から集めた名品。

ロートレックはこの展示会に連動してTVで放送していたので作品により親しみがわきます。やはり実物を見て驚くのは、当然ですが、ロートレックの代表作であるポスター達の大きなこと。ロートレックの評価は分かれるでしょう。ミュシャなどと違い美的というより現代に通じるポップなアートでしょうか。もちろん、当時の風俗と言う興味はあります。
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ここの美術館は構成や展示の仕方がいまいちかなと思います。今回も展示物を欲張りすぎたためが雑然として、作品間も余裕が無く展示に集中できませんでした。場所も狭いのだから展示物も良質のものを選択し、それだけでも満足できるようにすべきです。3Fで入館してエレベータで4Fへ、ところが4」F展示場は入り口と出て3F階段に向かう線が交差する構造。さらに、階段を下りた部屋は休憩所(風)。ここにも展示してあります。今回のような網羅型展示は無理です。

見知った絵(ポスター)を確認して、30分くらいで出てきました。


[美術鑑賞目次]
by AT_fushigi | 2008-02-23 12:46 | 美術鑑賞・博物館 | Trackback | Comments(0)

「没後50年 横山大観―新たなる伝説へ」


横山大観は巨匠の名に相応しい。

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「没後50年 横山大観―新たなる伝説へ」
開催期間:2008年1月23日(水)~3月3日(月)(火曜日休館)
開催場所:国立薪美術館
観覧料:一般:1,400円
概要:巨匠、横山大観(1868~1958)の没後50年記念。大観芸術を一望する。
    初期から晩年までの代表作を集めて展示。海外からの里帰り作品。

午前の用事が終わって、午後4時東京駅近辺の仕事まで時間が空いたので行って来ました。大体12時15分ごろついたのですが、30分待ちの行列でした。壮年、老年の男女が90%以上でした。先日(18日)天皇陛下も来場されたようですし、同じ日に10万人の来場者を越えたようです。

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入ってすぐの正面に「屈原」がありました。最初にガーンと衝撃が走りました。東京美術学校長を辞めさせられた岡倉天心について、橋本雅法ら13人と辞職し、岡倉天心が設立した日本美術院の第一回展に出展された作品です。屈原に岡倉天心を重ね合わせた作品と言われています。屈原の表情、歩き姿、バックの吹き巻く風、翻弄される鳥たち。技法などを越えた人の心を打つ作品です。この作品が厳島神社蔵とは知りませんでした。
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「屈原」とこの時代の双璧をなす「無我」との入れ替え展示というのが残念でした。卒業作品の「村童観猿翁」も大観の才能が優れていたことを示しています。「寂静」「菊慈童」と続きます。好きな作品です。有名な「迷児」は構図等感心しません。
ボストン滞在中に描いたと考えられている作品群(ボストン美術館蔵)では「月夜の波図」が印象深いです。
そして大好きな「流燈」。目が印象的です。
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そして、「五柳先生」です。この先生の飄々とした姿と表情に憧れがあります。詩吟、瞑想、お酒という理想ともいえる生き方を自分ができないだけにその屏風絵に引き付けられます。
「焚火」をはじめ秀作が並びます。

コーナーに人が並んでいます。「生々流転」です。40mもあるこの絵巻はこの展覧会の目玉の一つです。奥深い山から始まり、山奥の寒村生活、山の川の生活、川が太くなり釣り人と樵が現れ、町が現れ、海岸の漁師町、そして広い広い海となります。海から煙が立ち昇り渦となり龍が昇天し、カオスの渦となって終わります。
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「飛泉」の山のぞくっとするような空気が感じられます。「春光る」は墨で描かれていますが春の色が見え、大きな春の富士山が迫ってきます。
「四時山水」の季節の移り変わりが細かい筆で描かれています。技法の集大成でしょう。色も鮮やかです。「生々流転」を再度描きたいと言う大観の希望は適わず「四時山水」が最後の絵巻物になりました。

途中に旅行によく出かけた大観の鞄、スケッチなどが展示されいました。
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こんなに網羅された展覧会に大満足です。2時間があっという間にたってしまいました。感動の充実した時間でした。後で何度もパンフレット(2,300円)を見ると思います。


[美術鑑賞目次]
by AT_fushigi | 2008-02-22 14:20 | 美術鑑賞・博物館 | Trackback | Comments(0)

歌舞伎2007年2月-坂東玉三郎「特別舞踊公演」-(II)


演目は
  一、連獅子(れんじし)
  二、京鹿子娘二人道成寺 (きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
     道行より押戻しまで
両方とも有名な演目です。今日は玉三郎、海老蔵、菊之助と踊り手が豪華です。
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(筋書)

連獅子

歌舞伎美人より
「能の『石橋』をもとにした「石橋物」と呼ばれる歌舞伎舞踊のひとつ。能舞台を模して、正面に松が描かれた「松羽目」という舞台装置で上演されます。 」

まず、舞台に狂言師右近(海老蔵)と左近(尾上右近)が白と赤の手獅子を持って現れ踊ります。後ろで長唄が流れています。
「文殊菩薩が住むといわれる天竺清涼山とそこに掛かる石橋の景色を連舞で描いていきます。やがて、親獅子が仔獅子を谷に蹴落として鍛えるという故事をもとに、その試練を乗り越えて這い上がってくる親子の獅子の情愛を描きます。」(歌舞伎美人より)
しかし、親獅子が仔獅子を谷に蹴落とすところからの盛り上がりが不足していたように思います。親獅子を踊る海老蔵も仔獅子を踊る右近も初役です(海老蔵は父團十郎の親獅子に対して仔獅子を演じたことが何回もあります)。初役ということでぎこちなかったかも知れませんし、海老蔵には親の重みや喜びはまだ無理なのだろうかという感じです。右近はかわいく演じていていました。

二人が花道から去ると間狂言(あいきょうげん)が始まりました。二人の僧(薪車と竹三郎)がそれぞれの宗派が優れていると言い合いをはじめます。「宗論(しゅうろん)」から取った浄土宗と法華宗(日蓮宗)の掛け合いです。相手を負かそうと念仏・お題目を唱え続けるうちお互いに念仏・お題目を取り違えるという落ちです。最後は獅子の気配に飛ぶように去っていきます。

花道に親子の獅子の精(海老蔵と右近)が現れます。この演目のクライマックスの到来です。親は白の仔は赤の長い髪をつけています。
「二人揃っての勇壮な獅子の舞となります。能衣裳に隈を取り、白と赤の毛をつけた親子の獅子の精となって花道から登場し、髪洗い・菖蒲打ちなど、様々に毛を振り分ける獅子の狂いを演じます。白と赤の毛が入り乱れ宙を舞う美しさはと迫力は、大きな見せ場となります。」(歌舞伎美人より)
獅子は長い髪を左右に振ったり(「髪洗い」というそうです)、前に振ったり(菖蒲叩き」)、最後は回転させます(「巴」)。二匹(二人)の息の合った、そして豪快な髪の毛の振り(「毛振り」)が見せ場で、長く続きます。最後は獅子の座に座って幕です。
この毛振りは海老蔵にぴったりです。うっとりです。右近も負けていませんでした。15歳でこれだけ舞うことができるのは才能でしょう。
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30分の休憩。ビールで興奮を冷まします。


京鹿子娘二人道成寺

所作事(歌舞伎踊り)にはシリーズものがあり「道成寺(どうじょうじ)」ものと呼ばれるものもその一つです。
道成寺は、安珍清姫の伝説で有名和歌山県日高郡川辺町の天台宗のお寺です。この伝説は、僧安珍に恋をした清姫が、裏切られ、大蛇となって追いかけ、道成寺の鐘の中に逃げ隠れた安珍を鐘もろとも焼き殺し自らも息絶えるというものです。女が男への果たされぬ恋の情念を怨んで、激しい嫉妬心を燃やす、愛情が強い分裏切られた時に一層強い憎悪を持つというのが主題です。能の「道成寺」から謡曲、浄瑠璃、舞踊、歌舞伎と広がっり、様々なバリエーションがあります。
舞踊では白拍子「花子」(実は清姫の亡霊)が踊る「京鹿子娘道成寺」が最も有名です。
あらすじは...道成寺で、清姫によって焼失した鐘が再興され、鐘供養中です。美しい白拍子「花子」が現れ、鐘を拝みたいと願い出て、舞の奉納を条件に許されます。しかし、舞を披露していく花子は実は花子は清姫の亡霊で、最後に蛇の正体を現し鐘に絡みつきます。そこへ、竹を手にした大館左馬五郎がやって来て、亡魂の前へと立ちはだかります。
「京鹿子娘二人道成寺」は二人の女方で一人の白拍子「花子」を踊るものです。「天保六年(1815)正月、大阪・角の芝居で二世中村富十郎と二世中村芝翫によって」(筋書)二人道成寺が公演されたとあります。両花道を使い、観客は上手と下手の花道の美しい舞をきょろきょろして切るような演出のようです。二人の名前も「花子」「桜仔」と別名です。
「平成十六年一月・平成十八年二月と歌舞伎座で上演され、シネマ歌舞伎にもなり数多くの観客を魅了してきた玉三郎と菊之助の『京鹿子娘二人道成寺』。今回の大阪での待望の上演には、海老蔵の押戻しが加わる豪華な配役で、見逃すことのできない舞台となります。」(歌舞伎美人)
玉三郎・菊之助の道成寺はこれらとは異なるまったく新しい境地を開いたと言われています。花道は一つです。二人とも「花子」です。私は二人道成寺は初めてだったので比較はできませんが解説で違いを見て生きたいと思いました。

幕が開きます。桜の花盛りの背景に上手に大鐘が置いてあります。舞台は清姫が息絶えてから数年後の道成寺。再興した鐘の供養が行われるところです。花道から「聞いたか、聞いたか」「聞いたぞ、聞いたぞ」と言いながら所化たちが20人近く登場します。18人だったと思います。お酒とつまみで和やかです。
そこへ「花子」(菊之助)が現れます。「道行」と言って道成寺への旅を踊ります。この中に鐘への恨み辛みが語られます。途中で玉三郎の白拍子「花子」がスッポンから現れます。解説ではここが新しく、光の菊之助と影の玉三郎という位置づけを明確化しているようです。
この後、所化との「問答」があり、舞の奉納を条件に入山を許されます。
この後、踊りが次々と舞われます。事前の知識も無く観たため、舞の美しさだけを楽しみました。
解説によれば、「道行」、「問答」の後、「乱拍子」、「急の舞」、金の烏帽子をつけ厳かに踊る「中啓の舞(金冠)」、くだけた「手踊り」、全国の郭を読み込んだ「鞠唄の踊り」、「花笠踊り」、手ぬぐいを手に恋を描いた「くどき」、鞨鼓を打ち鳴らして諸国の名山を読んだ「山づくし」、少女らしい踊り「ただ頼め」、太鼓を手にしての賑やかな「鈴太鼓」と踊りが続きます。次の「鐘入り」で様子が怪しくなった「花子」は隙を見て鐘の中に飛び込みます(実際は「花子」の上に空中の鐘が落ちてくる)。このときの恨みを持って鐘を見つめるさまは独特で人をはっとさせます。
踊りは二人と一人がありました。筋書きによると、」、「花笠踊り」が菊之助、「くどき」は玉三郎「ただ頼め」は菊之助だそうです。
二人とも踊りが優雅でしなやかで時々どっちがどっちかわからなくなりっました。ただ、玉三郎が影ということで後ろに立っていたことは認識できました。踊りの場面で二人が同じ所作、対称の所作、そしてばらばらとパターンがあり、これが新しいとありました。二人は従来の二人踊りのように同一人物ではなく、菊之助は実態、玉三郎は影ということで場面によってそうなったとありました。
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[筋書きの中の写真]

今回は歌舞伎十八番の内「押戻し」を海老蔵が演じます。
鐘に入った後、所化が祈念します(「祈り」)。そこへ花四天の捕り手たちが花道から現れ鐘を引いて上げると二人の「花子」が蛇体の清姫の亡霊として現れます(「鱗四天」)。ここの蛇の隈取りが特徴的でにらみもあります。ここに破邪の青竹を持った大館左馬五郎が花道に現れます(「後ジテの出」)。そして清姫の亡霊を押し戻します。清姫も左馬五郎に襲い掛かりますが力尽き鐘に巻きついてしまいます(「押戻し」)。見得などがあり海老蔵の得意なパターンです。「玉三郎と菊之助に似た怨霊」みたいなことを言って現れるのはご愛嬌でしょう。

今回は豪華役者で美しく楽しい舞踊でした。二人道成寺は他の人のも観てみたいと思いました。玉三郎は変わらぬ美しさと優雅な踊りで魅せます。

会場は平日でしたが満員でした。舞妓さんも前のほうに陣取って私たちを楽しませてくれました。玉三郎の公演は華やかで気持ちも高ぶります。
by AT_fushigi | 2008-02-20 22:18 | 観劇・コンサート | Trackback | Comments(0)

歌舞伎2007年2月-坂東玉三郎「特別舞踊公演」-(I)


玉三郎様を観て来ました。

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坂東玉三郎「特別舞踊公演」
上演場所:大阪松竹座
上演期間:2008年2月5日(水)~26日(日)
観劇料:一等席17,000円

一日一部で金曜日以外は午後2時開演でした(金曜午後6時開演)。新幹線で大阪に午後1時ちょっと前に着いて地下鉄で一本、「なんば」駅から徒歩数分です。余裕があったので周りをぶらり写真を撮りました。
歩いて30秒の道頓堀橋と川です。情緒の無い、面白くないものになりました。
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視線を移すと、ご存知「かに道楽」、道頓堀商店街です。
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商店街から振り向くと大阪松竹座です。
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左右の幟と正面入り口です。
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入り口で半券を切ってもらうとエスカレータで2F、3Fへ。2Fで筋書を買います。踊りなので筋書きと言っても、薄いです。3Fが劇場です。前後は真ん中で、花道に近いブロックの席でした。花道を行きかう玉三郎と海老蔵、菊之助が見えるはずです。
演目は有名な踊りですがポイントを筋書きでチェックします。最後の海老蔵が演ずる歌舞伎十八番の「押し戻し」は初めてです。

[To be continued]
by AT_fushigi | 2008-02-19 00:35 | 観劇・コンサート | Trackback | Comments(0)