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日々徒然-歳時記2011年07月-高速鉄道事故

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出張中に起こった高速鉄道列車の大事故。

7月23日午後8時34分ごろ浙江省温州付近で、落雷のため高架上で停車していた浙江省杭州発福州行きの16両編成の高速鉄道列車D3115号に、北京発福建省福州行きの16両編成の高速鉄道列車D301号が追突。追突したD301号の先頭4車両が脱線し、約25メートル下の地面に落下。追突されたD3115号の後尾2車両は脱線したが落下はしなかった。追突したD301号は川崎重工業の技術供与で製造された「CRH2」型、D3115号はカナダのボンバルディア社による「CRH1」型。
死者数は40人とも言われるが増える可能性あり。負傷者は192人の発表がある。
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(WEBから出展不明)
ホテルにあった7月24日付け新聞。
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ロイターの写真。
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この事故は中国政府にとって衝撃が大きいと思われる。経済発展の象徴であり、6月30日の北京・上海間の「京滬高速鉄路」開通式には温家宝首相も出席した。しかし、2004年から始まった高速鉄道拡張には歪が報告され、特に安全上の問題が指摘されていた。

私が中国関係でよく見るのがSERCHINA。ここから記事を拾うと...

建国90周年に向けて開通を急いだ「京滬高速鉄路」は
「10日に大風の影響で架線ショートが発生したことを「皮切り」に12日、13日にも列車が正常に運転できない事態が発生した。14日には列車3便で故障が発生。中国メディアも「5日間で故障6回」などと疑問の声を高めた。」
7月20日「サーチナ」記事:http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0720&f=national_0720_057.shtml

最も危険性を顕にしたのは事故直前の7月20日の記事。

 香港紙の苹果日報は21日付で「技術者が乗らない中国の高速鉄道…腐敗横行、温家宝も潔白を示すため右腕を切り落とす」と題する記事を掲載した。人民日報陜西分社の杜峻暁社長が指摘した技術面における問題を改めて紹介し、温家宝首相も“右腕”である秘書2人を処罰せざるをえなかったという、深刻な腐敗問題にも焦点をあてた。
 杜社長によると、中国では高速鉄道の建設に携わった技術者が「自分は絶対に乗らない。親友にも乗らないように勧める」と公言する場合がある。安全面で自信が持てないからだ。
 先進国の高速鉄道では、建設後に地盤の沈降など各種の問題点が出現することが「想定内」であり、開業してもすぐに本格的な高速運転をしない。一定の時間をかけて調整した上で、本来の性能を生かした運転を始める。
 中国の場合、短期集中方式で建設し、開通してすぐに高速運転を始める。しかも、建設は測量・設計・施工を同時に進行させるという、場当たり的な方式で、工期の都合で3種の作業のいずれかに「しわよせ」が及ぶ場合があるという。
 安全問題に輪をかけているのが、汚職の問題だ。だれかが不正に利益を得た分、手抜き工事などで費用を浮かせていると考えるのが自然ということになる。
 最も典型的なのは、中国政府で鉄道建設の責任者である劉志軍・鉄道部部長の汚職による失脚だ。劉前部長は、高速鉄道建設に絡む汚職で、不正に8億元(約99億2600万円)を得たとされる。
 また、中国高速鉄道の父と呼ばれた政府・鉄道部の技術部門トップ張曙光総工程師も2月28日に、汚職の疑いで身柄を拘束された。張容疑者は不正に得た金のうち、同類の事件では過去最高の海外で28億ドル(約2246億円)を預金していたとされる。
 海外の一部報道によると、温家宝首相の“右腕”である秘書2人も高速鉄道建設に絡む汚職に一定の関係があったとみられ、温首相は自分が無関係であることを示すためにも、6月中旬までに処分を認めざるをえなかったという。(
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0622&f=national_0622_164.shtml


中国の技術者が自分は乗らないと言った6月10日の記事。

 中国政府・鉄道部の胡亜東副部長は9日、開業を目前にした北京-上海を結ぶ高速鉄道「京滬高速鉄路」には9つの安全上の問題があり、いまだ解決できていないと説明した。極めて危険という。中国新聞社が報じた。
 高速鉄道の安全を脅かしているのは法律やルールを無視した周辺の動きという。胡副部長が挙げた「9つの問題」は以下の通り。以下、「高速鉄道」は「京滬高速鉄路」を指す。
  1)「安全保護区」に指定されている路線周辺に大量に非合法な建築物が存在する。
  2)線路敷地両側200メートル以内に、爆発性がある危険物の生産、取り扱い箇所がある。
  3)線路敷地1キロメートル以内に鉱山・採石場などがあり、爆破作業を行っている。
  4)線路をまたぐ橋などで、重量制限の表示がないものがある。過積載・速度超過・車線違反などで運転する自動車も多く、自動車や橋が線路上に落ちる危険がある。
  5)線路周辺で土砂の採掘や地下水のくみ上げを行っている場合がある。線路の基盤に損傷を与えたり、地盤沈下を発生させるなどで、安全性に対する脅威になっている。
  6)高速鉄道周辺で(別の)工事をしている業者と(高速鉄道)運営会社が連絡を取り合っていない。安全基準を満たさない工事もあり、高速鉄道線の安全の脅威になっている。
  7)高速鉄道の防護柵などが壊されたり、一部設備が盗まれる現象が発生している。高速鉄道の下を通る道路で、過積載、高さ制限超過、速度超過などの車両が、高速鉄道の橋げたを破壊した場合もある。
  8)高速鉄道の上にある橋や道路では、落下物防止の保護柵や保護網が設けられている。各地の道路管理部門が責任を持つはずの、管理や維持が行われていない。
  9)高速鉄道の周辺には「安全保護区」が設けられることになっているが、各地方政府の作業が遅れている。「安全保護区」の標識も設けられていない場合がある。
 胡副部長によると、「京滬高速鉄路」そのものについては、専門家による評価が行われ、問題なしと判断された。現在は総合的な安全評価を進めており、6月下旬には開業するという。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0610&f=national_0610_090.shtml


この事故を見ていてもそうだが、最近、中国も変わりつつあると思う場面もある。そこに注目してみた。

例えば、下記記事は中国らしい対応だ。

王報道官は21日、高速鉄道の相次ぐ故障に対して、「故障は事故ではない」、「(故障の頻発は)完成を急いだためではない」、「鉄道の故障は初期なじみの期間によくあることだ」、「初期段階の故障は、どこの国の鉄道においても起き得る」などと弁解。現在は安全検査を徹底させ、今後2-3カ月と見込まれる“初期なじみ期間”を短縮し、1日も早く安定的な運行に入れるよう努めているとアピール。中国の高速鉄道の設備の品質や安全性をあらためて強調した。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0722&f=national_0722_036.shtml


しかし、これへの反発も強い。下記の記者会見の模様など昔の中国では考えられない。

23日夜に浙江省温州市で発生した高速鉄道列車追突事故について、鉄道部は24日夜に記者会見を開いた。事故原因や安全問題について明確な回答が避けられたことが記者の不満を買い、会場は大荒れの様相を呈した。杭州網が会見の内容を掲載した。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0725&f=national_0725_085.shtml


また、人民日報の下記記事も冷静に国民の反応に対応したものといえる。

 浙江省温州市で23日夜、多くの死傷者を出す高速鉄道の追突事故が発生した。7月に入って以来、中国では高速鉄道だけでなく炭鉱事故、列車転覆事故、炭鉱火災、橋の倒壊、ビル崩壊など人の生命にかかわるさまざまな重大事故が数多く発生している。これに対し、中国共産党機関紙である人民日報は24日、「人間の生命を事故の犠牲にしてはならない」と論じた。
 中国でなぜこれほど事故が多発するのか。中国国務院安全委員会弁公室は23日、通知を発表し、「これらの事故は安全保障作業において、安全責任・防止措置・安全管理・調整が万全でなかったことを示している」とし、事故は天災ではなく人災であると非難していた。
 疑問は、時間と場所が変わりながらも、同様の事故が何度も繰り返されていることだ。記事は、「なぜ他者の事故で注意を喚起し、そこから教訓を得ようとしないのか。なぜ実際に事故当事者にならなければ問題を解決しようとしないのか。メスを入れて膿(うみ)を出すほどの覚悟と、制度再建への確固たる信念がなければ、悲劇は繰り返されるだろう」と論じた。
 さらに記事は、責任者に処罰を与えるかどうかも問題であると指摘し、「責任者に対する厳格な処理がされなければ犠牲者は浮かばれないし、法の尊厳を維持することもできない。事なかれ主義や無関心によって厳格な処理がなされないことも、今後の事故の発生につながるだろう。直接の担当者だけでなく、管理部門にも大きな責任がある」と指摘した。
 最後に記事では、人の生命は何よりも尊(とうと)いと指摘し、「発展は人のためのものであり安全が第一だ。もし生命の安全と尊厳が保障されないなら、安心は得られない。何人たりとも時代の犠牲者にしてはならない。生命と尊厳のために、人間性を順守し、規律を守り、事故の多発は何としても食い止めなければならない」と強調した。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0725&f=national_0725_059.shtml


この事故を教訓に中国はスピードを緩めるのだろうか?注視して行きたい。

中国のメディアでは、同事故を、「中国の急激過ぎる経済発展が引き起こしたと事例」と捉えられており、『中国よ、もっとゆっくり走ってくれ』などとする論評が出始めている。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0725&f=national_0725_081.shtml


今回の事故でも中国版ツイッターは一日で関連で2万件の投稿があったと言う。その中心は文化大革命後の荒れた教育現場が再生された後の教育を受けた1980年代生まれのいわゆる「80后」やその後の「90后」のようだ。私たちが仕事をしている人たちもこの世代が活躍している。この世代が40代になる10年後に本当の中国の繁栄が見られるかもしれない。

80后、90后と呼ばれる若者の声や、それを大きく映し出す『新浪微博』等の中国現地版ツイッターは中国ビジネスにおいても軽視できないことが証明された……そんな気がしました
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0726&f=column_0726_012.shtml


ところである中国BLOGから面白いスレッドの紹介が。本当でしょうか?

スレッド:公式の発表は死者数35人。東方衛視は63人と報道。本当は何人なんだ?

qdlby1980
  35…これは不思議な数字だ。今回の事故の死者は35人。河南平頂山の炭鉱事故の死者も35人。重慶の大雨による死者も35人。雲南の大雨による死者も全省で35人。なんで36人以下なのか知っているか?死者が36人を超えると市共産党委員会の書記長が免職になるからだ。だから死者数が36人を超えないことは決まっているのだ。



[2011.07.26]
by AT_fushigi | 2011-07-26 15:53 | 日々徒然 | Trackback | Comments(2)

日々徒然-歳時記2011年07月-YAN引退

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中国はヤオ・ミン選手のNBA引退の記事が大きく取り上げられました。いくつかの新聞、TVでは特集が組まれていました。
「人民日報」でも全面記事です。
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英字紙China Dailyはトップ記事でその後に4ページも割いています。
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[2011.07.22] 11:00ごろ
by AT_fushigi | 2011-07-22 14:14 | 日々徒然 | Trackback | Comments(2)

中国出張2010年09月-第二日目-夕食

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午後8時半を過ぎていたので遠くへ行かず徒歩5分のレストランです。

「東方紅」
-- Address: 北京市海淀区知春路1号学院国际大夏三,四层
-- Phone: 010-82338999
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小さな薩摩芋。もっちりして、美味しい。
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大好きな豚の耳。
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菜っ葉の炒め煮。
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スープとその中身。
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里芋の蒸し煮。
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清蒸。
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焼き麺。
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皆疲れていたので、食後はホテルへ帰ってすぐに寝ました。

[2010.09.10]


次へ(第三日目-田舎料理のランチ)    [目次]
by AT_fushigi | 2011-07-18 02:06 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(2)

中国出張2010年09月-第二日目-北京移動、そして、あの事件が...

今日は午前中仕事で夕方は北京移動です。そして、遅い昼食を空港でいただきました。

深圳空港のチェックインカウンターです。昼食の前にチェックインしていました。
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CA(中国国際航空、Air China)に買収された深圳航空便ですがまだスタアラのマイルは付かないそうです。
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ラウンジはCAの券です。
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セキュリティは中央の奥です。
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セキュリティでPCと溶液に加えて折りたたみ傘を出せといわれました。私は持っていなかったのですが同行の人が持っていて、出したら柄を伸ばしたりしたそうです。何か事件でもあったのでしょうか。
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ラウンジでメールをチェックします。ラウンジのダイニングコーナーです。カップ麺もあります。
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奥に食事のサーバーがありますが時間は過ぎており何もありません。
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搭乗ゲートに向かう途中、リヤカー部隊を発見。どういう任務なのでしょうか。
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飛行機の入り口でもらった新聞に日本の文字が...そうです、この日は中国漁船が違法操業で捕まりそうになり逃げ切れずに巡視船にぶつかった次の日だったのです。でも、この時はそんなに大きなこととは感じていませんでした。
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同僚からも聞かれたのですが、この事件のため何か違うことがあったかというと...セキュリティで折りたたみ傘があるかと言われたくらいでしょうか。特に、中国人の接し方など何も違いを感じませんでした。

さて、離陸。食事です。鶏うま煮ご飯でした。もちろん、おなか一杯で味見程度にいただきました(もったいない)。
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夜の北京着陸はバス移動でした。
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同行者のラゲージを拾って、階下のタクシー乗り場へ。
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タクシー乗り場で「Priority」列の表示がありました。
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ホテルはVison Hotelですが、「唯実国際交流中心」とあります。実際外国の学生が多いように思います。
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「Vision Hotel」
-- Address: 中国北京市海淀区学院路39号
-- Phone: 010-62308899
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部屋は広く、調度も新しいです。
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部屋で目が最初に行くのが浴室が見えるということです。同僚が「ラ〇ホテル」みたいと言っていました。
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中はシャワーとバスタブがあり、アメニティも良いです。
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この後、夕食に出かけます。

次へ(第二日目-夕食)    [目次]
by AT_fushigi | 2011-07-18 00:56 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)

中国出張2010年09月-第二日目-昼食は空港で

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定宿の東華ホリデーインは昔全室オーシャンビューといううたい文句がありました。
最近は埋め立てとビルの乱立で海は遠くなりこの文句は無くなりました。
なぜか圧倒的に東側の部屋が多く、こちら側は大型のモールができユニバシアード会場が完成するにつれ海がほとんど見えなくなりました。
今回は西側の部屋でした。こちら側は早くからビルが建ち、海は見えないと思っていました。
今回遠くに海を確認できました。
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朝ごはんはお粥と麺しっかりいただきます。
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===== お仕事、お仕事 =====


この後、北京に移動のため深圳空港へ。
まずは、食う王でチェックインして、空港のレストランへ。
「金麒麟酒家」
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時間があればきっちり食べるのが中国流。
普通の料理でした。急ぎのときに使えるレストランでしょう。
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レストランの並びにあったお土産店で見つけたキティーちゃんと猫ちゃんです。
キティーのIPは大丈夫でしょうか?
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次へ(第二日目-北京移動、そして、あの事件が...)    [目次]
by AT_fushigi | 2011-07-04 20:45 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(2)