上海に来たら水郷古鎮を巡りたいです。蘇州でも良いのですが、小さな町が好きです。ミッションインポシブルで有名にな西塘に行きたかったのですが予算や時間の関係で、今回は高速バスで行ける、手近な「朱家角」にしました。 「朱家角」は江南水郷古鎮の一つ。新石器時代の遺構があり古くから人が住んでいたところです。宋の時代に古鎮として市場が開かれ、明の時代に大きく発展した町です。上海の中心から1時間程度で行ける水郷古鎮なので人気の観光地です。 曇っていて、天気予報は「曇り時々晴れ」でした。一段と冷え込んだように思いました。 今日は祭日ですし、人出の多い観光地なので昼食はあまり期待しないほうが良いと思い、ホテルの目の前のファミマでおにぎりやパン、お菓子、飲物を買って行きました。 バスは上海博物館近くのバスターミナルから出ます(上海体育館バスターミナルからも出ているようですが、高速道路傍のこのターミナルが早くて便利です。また、入場料「門票」も売っていません...押し付けられません)。地下鉄1,2,8号線の駅から徒歩5~10分くらいです。私たちのホテル「全季」からも10分くらいでした。 ターミナルは特に建物は無く道路の両側にバス停が並んでいるだけです。 バス停は道路の西側にあり、「沪朱高速快线」「朱家角车站」と書かれた停留所です。30分毎に発車で夜遅くまで便があります。ちなみに、帰りもここに戻ります。 以前行った時はぎゅうぎゅう詰めでしたが、今回は立っている人はおらず、席が埋まると時間前でも出発です(バスは次々来るようです)。高速道路を通るバスなので当然です。こういうところにも改善が見られます。しかし、私たちはシートベルトを着用しましたがほとんどの人はしていませんでした。 車掌さんが乗っていて改札に来ます。多くの人は観光パスの様なものを見せバーコードか何かをチェックしていました。これは後で調べます。私たちは現金で一人12元(約200円)を払いました。1時間の行程の高速バスで200円は安いです。 日曜祝日だったので高速道路は渋滞していました。このため1時間半かかって到着です。 朱家角のバスセンター「朱家角汽车站」を出ると前の道を左方向(西方向)に進みます。古鎮まで10分くらい歩きます。バスセンターの前の道は車が多く走っていますが、これを横断しなければなりません。私たちはうまく渡れましたが、どんどん進むと古鎮の入口の通りとの交差点に信号機があって渡れます。 バスセンターと古鎮の間には土産物屋飲食店が並んでいます。 放生橋を目指しますが、途中に入村門(入口)があります。しかし、皆出口側を自由に通って入っていきます。門の窓口にも人がいないようでした。入村料、門票は10元と聞いていたので拍子抜けでした。そういえば前回一人で来た時は11月でしたがやはり自由に入村できました。<br> しばらく行くとTicket Center(Visitor Center)がひっそりと建っています。ここでも「門票」、入村券を売っています。立ち寄る人は少ないです。地図はもらえるし、「額」博物館など興味あるものもありますので買っても良いと思います。また、チケットには渡し船の乗船代も含まれているのもあります。前回一人で来た時は何でも見てやれとフルで買いました。60元のようです。今回は、私たちは特に必要ないのでパスしました。<br> 古鎮唯一の川を渡る橋「放生橋」に向かいます。段々人が密集してきます。橋が狭いこともありますが、橋のたもとで金魚を売っていることも混雑の原因です。この金魚は橋の上から川に放つのです。それが「放生橋」の謂れです。功徳を積むのです。 まずは、橋のたもとを川沿いに右に曲がります。すると橋の全体像が良く見えます。「放生橋」は1571年に建設され、現在の橋は1812年に再建されたものです。 戻って、橋を渡ります。人が多く、欄干も低いので危険です。多くの警官が出て止まらないように指導していますが橋の頂上で止まりたくなるのが人情です。 古鎮らしい白壁と黒瓦の屋根が良く見えます。 渡ると左に曲がり進みます。「東井街」です。人で溢れています。 両側にはここの名物の鶏肉入り「粽」や蹄(豚肉)の甘辛煮「走油蹄」を売っています。前回来た時は臭豆腐が多かったのですが匂いを嫌う人が多いためでしょうか少なくなったように思います。 古いと言われる茶屋や「額」博物館を過ぎて水路に出ます。「西井街」です。 最初の橋である「永安橋」の上から水路を見ます。水路の両側に店が並び、水路を渡し船が行きかいます。川の方向には圆津禅院の黄色い壁が見えます。 両岸には古い建物が並び、(写真にはありませんが)うだつのある建物もあります。 途中で小さな粽を売っているおばあさんがいました。5個で10元です(大きいのは東井外では1個4元で売っていました)。迷って買いませんでした。 街はずれの「湧泉橋」を渡り西井街を戻ります。再び「永安橋」を渡り「井亭街」にも行きました。 交易の商店の町らしく木の格子が印象的です。また、新しいカフェなどが並んでいます。 川べりに出るとお寺や街並みが良く見えます。 遠くに教会も見えます。教会があることでこの町の交易がいかに盛んだったかをうかがい知ることができます。 「永安橋」に戻ります。「東井街」は相変わらず人が多く警官が規制しています。 放生橋を渡って戻りスタバで昼食としました。おにぎりはツナはもちろん鮭も「マヨ」でした。 ここまでで川向う(街の北半分)の見学が終わりました。
by AT_fushigi
| 2017-01-15 14:58
| 出張・旅行
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