福岡市で学会がありその合間の時間を利用して北九州市立美術館に行ってきました。 ■ 美術館 「北九州市立美術館」 -- Address: 〒804-0024 北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21番1号 -- Phone: 093-882-7777 -- 開館時間: 9:30~17:30 -- 休館日月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日(翌日が土・日曜日、休日の場合は開館)、年末年始 -- 入場料:一般 500円、高校生・大学生 300円、小学生・中学生 100円 -- 最寄り駅: JR小倉、西小倉、戸畑、黒崎駅からバス、「七条」停留所から美術館シャトルバス -- HP: http://www.kmma.jp/honkan/ -- [概要] HPから 昭和49年(1974)西日本における公立美術館の先駆けとして設立され ました。 建築の設計者は大分出身の著名な建築家、磯崎新氏です。本館はグリッ ドを基調にしたデザインで、ファサードから二本の筒が飛び出し、左右 に比翼が伸びたユニークな形をしています。 ■ アクセス 美術館のHPによればJR駅からバスで「七条」停留所、そこから美術館シャトルバスとなっています。 福岡市内中心部からは高速バスが便利です。 私も天神から高速バスで行くことにしました。エスカレーターで天神の高速バス乗り場に向かいます。 インフォメーションで割引券があるという事を聞き、小倉までの往復割引券(2,200円)を自動販売機で買いました。 2番レーンから30分間隔に出ている「いとうづ号」の2Cの列に並びます。 しばらくして「いとうづ号」が来ました。 1時間25分で「七条」に着きました。料金は1,130円なので往復で60円の得でした。 降りると左手に案内表示がありました。電話ボックス脇に停まるとのことです。 でも、電話ボックスは降りて右側にあります。おそらく、美術館のバスがお客を少し待つので、高速バスの前に移動したのだろうと思います。電話ボックス近くの川沿いの柵に表示があります。おっと、シャトルバスが来ました。ちょうど高速や市内バスの停留所のところを通っています。 美術館のシャトルバスが来ました。電話ボックスより前方に停まりました。 しばらく待って定時に出発し、10分もかからずに到着しました。美術館入り口の階段下に到着です。見上げると美術館の特徴の飛び出した構造物が見えます。 階段を上がり、エスカレータで上ると入り口です。ちなみに、エスカレーターは上りのみで帰りは階段を下りました。 入ると天井に特徴がある素晴らしい広いロビーがあり、右手に受付があります。 堂本印象の展覧会です。 ■ 展覧会 「日本画の革命児 堂本印象 1891−1975」 -- 展覧会場:北九州市立美術館 -- 開催期間:2019年6月29日(土)~ 8月18日(日) -- 休館日: 月曜日(月曜日祝日開館、翌日閉館) -- 入場料:一般:1,200円、高大生:800円、小中生:600円 -- [概要] 京都に生まれ、戦前戦後の日本画壇に大きな足跡を残した堂本印象 (1891-1975)。西陣織の図案家を経て、京都市立絵画専門学校 (現 京都市立芸術大学)で学んだ印象は、在学中の1919年に第1回 帝展に初入選しました。《木華開耶媛》(1929年)をはじめ、古典 や仏教を主題にした話題作を続々と発表し、1921年の第3回帝展に て特選、1925年には帝国美術院賞を受賞するなど、一躍画壇の花形 となりました。 戦後は、それまでの写生を基調とした画風から一転し、都会の人間 群像を描いた《メトロ》(1953年)などの社会風俗画を発表し、 1955年以降は日本画での抽象表現に取り組みます。その画風の変遷 は世間を驚かせました。1961年には文化勲章を受章し、日本画壇に 不動の地位を確立しました。 本展では、京都府立堂本印象美術館のコレクションを中心に、伝統 に学びながらも常に新たな表現に挑み続けた堂本印象の多彩な画業 の全貌を紹介します。 内部は撮影禁止だったのでWEBから私が好きだった作品を紹介します。主に北九州市立美術館(https://insho2019.jp/)と京都府立堂本印象美術館(http://insho-domoto.com/work.html)からのスクリーンショットです。 ■ あとがき お昼に福岡天神を出たころから降りはじめ、帰りに美術館からシャトルバスで「七条」に着いたときは大雨でした。それでも行った価値があったと満足感でいっぱいでした。 北九州市立美術館は建築も環境も素晴らしいのですがアクセスに不便さがあります。残念に思います。しかし、この雨の中、堂本印象展に引かれてでしょうか来場者は思ったより多かったです。 作品も素晴らしく、静かにじっくり鑑賞できました。作品と言い展示と言い素晴らしかったです。この企画に敬意を表したいと思います。 [2019.07.10] 美術鑑賞一覧へ [Blog Top]
by AT_fushigi
| 2019-09-08 17:54
| 美術鑑賞・博物館
|
Comments(0)
|
by AT_fushigi
ご注意
*記事に関係のないコメント・トラックバックは予告なく削除させて頂くことがあります。ご了承下さい。
*写真及びテキストの無断転用・コピーはお断り致します。 カテゴリ
タグ
出張・旅行(アジア)(511)
航空会社・交通(275) 出張・旅行(ヨーロッパ)(267) 世界遺産(206) 出張・旅行(北米)(195) グルメ(アジア)(174) 美術鑑賞・博物館(161) 日々(148) 散歩(140) 予定(109) 歳時記(80) ホテル(63) 出張・旅行(日本)(63) お酒・ワイン(56) グルメ(ヨーロッパ)(52) 物(44) Google(36) グルメ(日本)(35) グルメ(北米)(32) 歌舞伎(29) 最新のコメント
以前の記事
2023年 12月 2023年 08月 2023年 02月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 07月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 02月 2020年 12月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 09月 2019年 05月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 09月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 09月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 05月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 その他のジャンル
|
ファン申請 |
||