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「ふじ原」 in 名古屋


KABUKI鑑賞の後はlagattinaさんからBLOG繋がりで教えていただいたT0K0SANとdannaさんに紹介いただいた「ふじ原」です。

■ お店

「ふじ原」
-- 住所  愛知県名古屋市東区泉1-14-23 ホワイトメイツ 2F
-- 電話  052-959-5513
-- 営業時間  [月~土] 12:00~13:30、17:00~23:00
-- 定休日  日曜日 
-- カード  可 
-- カウンター6-7 席/個室1

御園座の前からタクシーに乗るが、運転手は店を知らないという。そこで店に電話して運転手さんに行き方を教えてもらった。ぐるり回って久屋大通りにテレビ等を正面に見てタクシーは止まった。
周りが暗い中、明るい「WM」の看板が目立つ。この2F。いくつかのテナントがある。
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程よく暗い店内に入る。ご主人に案内されてカウンター席に案内された。が、隣の席が騒がしかった。ご主人が半個室が空いているというのでそちらに。その心使いはありがたい。半個室といってもコーナーで隣と不織布のカーテンで仕切られただけではあったが。
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KABUKIの後で9時過ぎなのでお酒が楽しみ。とはいえ、まずはグラスのビール。

「作一」と同じ、値段の無い数十種類の料理が並ぶお品書きを眺める。お野菜が少ないかなとも思った。春のお料理が並んでいる。初めてのお店なのでお品書きを全部見て決める。
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■ 料理

先付:3種(もろこ甘露煮、焼き蕗酢味噌、?)
お造り:真鰈、肝つき、金目鯛、鯖、鮪、サヨリ、あおり烏賊)
煮物:蓮根饅頭
焼き物:若狭鰈の一夜干し、骨煎餅
     焼き筍(京都朝取り)
     名古屋コーチンモモ
揚げ物:稚鮎のから揚げ
ご飯:鯖寿し


■ お酒

「豊盃(ほうはい)」純米吟醸(おそらく)
-- 蔵元:三浦酒造
-- 所在地:青森県弘前市

「而今(じこん)」特別純米、九号酵母無濾過生
-- 蔵元:木屋正酒造
-- 所在地:三重県名張市
-- 酒度:+1.0、酸度:1.7 、アルコール度:17%
-- 酵母:9号、米:富山五百万石、精米歩合:60%
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■ 食事

先付け。もろこは甘露煮だった。
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ここでお酒に。まずは「豊盃」。芳醇な旨みがあり食事が進む。この後「而今」は17%と濃いお酒で有るが酸味もあり料理とあたらないすっきりしたお酒。それぞれ2合ずついただく。
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お造り。盛り合わせを頼んだ。真鰈、肝つき、金目鯛、鯖、鮪、サヨリ、あおり烏賊。大根と人参で作った鶴が乗せてあった。写真はお刺身が見えるようそれを取ったところ。
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煮物は蓮根饅頭。中の具も楽しめた。
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焼き物。若狭鰈の一夜干し、骨煎餅と焼き筍。若狭鰈は一夜干しで濃い味を楽しむ。塩梅も良い。焼き筍はもっとも美味しかった品。京都で朝取れた筍だそうだが、甘く柔らかく、香ばしく五感を刺激した。
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また、折角名古屋に来たのだからとコーチンモモを焼いてもらった。塩梅良くできていた。
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揚げ物は稚鮎のから揚げ。稚鮎は天ぷらとから揚げが有ったのだが、身が締まったのを食べたいとから揚げにした。料理が来たとたん匂いに誘われて、写真を撮る前に箸が動いてしまった。来たお皿には3尾いました。
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鯖寿しは身が厚く、塩も好い加減であった。先日の「作一」のより鯖が良かったかもしれない。
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時間も遅かったので量も丁度良かった。

■ お値段 お料理とお酒で一人14,000円。

■ 感想等

驚いたことは9時を過ぎてから若いカップルが入ってきてカウンターの半分はカップルで埋まったこと。もうひとつの半個室も若い人たちであった。結構人気の店のようだ。隣のグループの一人の女性が「東京から(おそらく就職で)来たばかりなのだが、名古屋に来たらまずこのお店に行きたいと思っていた」と女将さんに話していたので有名店なのだろう。その価値はあるお店だと思う。

遅かったこともあり、すでに出来上がって一寸騒がしい人たちがいた。ご主人は優しそうな方だがこのようなお店の雰囲気を壊すようなお客をたしなめる必要もあるのではないかと思った。常連客なのかも知れないがきっぱり言う事も必要かと。お店の雰囲気を作るのも主人の責任だと思う。もっとも、お客さまなので難しいことは認めるが。

また、注文のとり方や料理に運び方などサービスはいまいちかなと思う。女将さんは関西弁で名古屋弁とは思われなかったので奥様なのかもしれない。素人ぽく感じた。柔らかの空気を醸し出していて良いが、値段が書いて無いお品書きを出すお店に料理を食べに来た人への接し方があると思う。

「作一」で修業をされたとのことで安心して美味しい料理はいただけたし、お酒も美味しかった。暗さもほどほどの落ち着いたつくり(作一は明るい)に合ったお店にしていただけたらもっと楽しめると思った。


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by AT_fushigi | 2009-05-08 11:20 | レストラン | Comments(4)

レストラン(日本-居酒屋)-横浜(横浜駅)-海華月 天間


若い人とちょっと美味しいものを飲みながらと言うときに利用します。お客の半分以上が若い女性だと思います。また、海外のスタッフもよく連れて行きます。

この日は米国の営業のボスと出かけました。成田から着いたばかりで疲れているというので宿泊先の横浜シェラトン近くということでこのお店にしました。

■ お店情報

「海華月」 天間
-- 住所  横浜市神奈川区鶴屋町2-23-8 2F
-- 電話  045-317-1688
-- 営業時間  17:00~23:30(L.O)
-- 定休日  年中無休

■ お店

横浜駅西口のエスカレータを上がったところで待ち合わせ、モアーズの横をとおり高速の下の鶴屋橋を渡る。道なりに進んで、客引きも減ってきたころ信号の一つ手前の人影の少ない路地に入る。
海華月の横浜本店の2Fに有る。階段を上るとすぐに入り口で扉の外に靴箱がある。
中は2-8人の掘りごたつのテーブルと半個室があります。テーブル間は半透明の薄い布の幕で仕切られている。
壁にはワヤンのよ絵やひょっとこ・おかめの面が飾ってあり雰囲気を盛り上げる。半個室に通されたが、隣は大人数の宴会のようだ。と言ってもおじんやは少なく老若の女性が多く騒がしくは無い。ここは居酒屋にしては静かなので利用しやすい。

生ビールで乾杯する。メニューにはお刺身と創作料理が並んでいる。
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■ 料理

生牡蠣、生しらす
お刺身 平目、鰆、馬面ハギ薄造りたたき肝添え
肝入り丸干し烏賊とコマイ炙り焼き
真鯛の白子天麩羅
和牛霜降り溶岩焼き
稲庭うどん

■ お酒

「菊姫」のにごり、お店のオリジナル十六夜、真澄の吟醸純米。
ここは若い人向けでガツンと来るお酒が無いのがちょっと不満。

■ 食事

お通しでビールを空けるころ料理が来る。
最初に牡蠣としらすの生。お酒は新年を祝ってまず「菊姫」のにごり。牡蠣が美味しい。
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お店のうりであるお刺身。平目、鰆、馬面ハギ薄造りたたき肝添えを取る。
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肝入り丸干し烏賊とコマイ炙り焼き。烏賊は今一だがコマイは熱々を骨ごと美味しくいただく。
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真鯛の白子天麩羅はもっちり、薄味の白子にうっとり。
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和牛霜降り溶岩焼きは海外の人には欠かせない。一切れあげても足りないかも。
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稲庭うどんで〆て楽しい会話と食事が終わった。
払ってもらったので費用は不明。

■ 感想など
ここは美味しいお酒があったらもっと利用するのにと思う。女性にフォーカスした戦略は功を奏している。お勧めのお店。

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by AT_fushigi | 2009-02-08 21:42 | レストラン | Trackback | Comments(2)

レストラン(日本-和食)-大阪(心斎橋)-作一


松竹座で歌舞伎を楽しんだ後は「作一」です。以前、歌舞伎役者が来ていたこともあって、歌舞伎の後はここが決まりになりつつあります。

前回記事と重複するところは省略してあります。

■ お店

作一本店
-- 住所  大阪府中央区西心斎橋1-10-3 エースビル3~4階
-- 電話  06-6243-4391
-- 営業時間  [月~土] 17:00~24:00
-- 定休日  日曜日 
-- カード  可 
-- 4F:カウンター6-7 席/個室1
-- http://www.sakuichi.com/

歌舞伎が5時間弱と長かったので急いで駆け込むといつもの暖かい言葉が返ってきます。グラスの生ビールを頼んでメニューを見ます。いつも迷うほどの長いメニューから選ぶ。演目の話が弾んでメニュー選びに集中できない。今思えば、焼き物がないのでフグの白子は塩焼きにしておけばバランスが取れたのにと思う。

■ 料理

先付
  蕗煮、田作り、鯛の子、白和え、山芋
  ワカサギと蕗の薹の揚げ物
造り盛り合わせ
  平目、鯛、あおりイカ、ひっさげ、白州えび、ウニの平目巻き
サエズリ造り
聖護院大根フロフキ
河内蓮根まんじゅう
フグ白子酒蒸し
寒ブリ棒すし
このわた

■ お酒

蓬莱泉「空」純米大吟醸
   蔵元:関谷醸造
   所在地:愛知県北設楽郡
   酒度:+1.0、酸度:1.2 、アルコール度:15-16%
   酵母:-、米:山田錦、精米歩合:45%
   (一合 2,310円)

諏訪泉「満天星」 純米吟醸 (前回記事参照)
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■ 食事

先付が2種類。蕗と鯛の子が嬉しい。また、ワカサギと蕗の薹の苦味が美味しい。
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お造りの盛り合わせ方が悪い。確か種類は多いがもっとすっと盛って欲しい。味は文句なしなのだから。前回無かった白州えびがあったのでそのもっちりした味を楽しんだ。引っさげは前回食べたヨコワの子供。ウニの平目巻きはウニだけが良かったかもしれない。
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サエズリは今は貴重だ。ネットリした食感が面白い。
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聖護院大根フロフキと蓮根まんじゅうは出汁が聞いている。
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フグ白子の酒蒸しはもっと量を食べたかった。ほのかな味の白子を楽しむ。
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最後に寒ブリの棒ずしで〆る。
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お造りの種類が多かったためか満腹になった。
美味しい和食は大阪に限ると思う。


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by AT_fushigi | 2009-02-05 23:55 | レストラン | Trackback | Comments(2)

レストラン(日本-和食)-東京(西麻布)-「すゑとみ」


出張記は明日から。

先月、米国の幹部が急に和食が食べたいということになり、心当たりに電話。「すゑとみ」で6:30-8:30PMという時間制限でよろしければと言われ決めました。

(9月にお伺いしました。やはり時間を置くと記憶も遠く、新鮮さ薄れているので本当はパスしたいところですが...)

■ お店情報

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霞町「すゑとみ」
-- 住所 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 3F
-- 電話 03-5466-1270
-- 営業時間  [月~土] 12:00~13:00(L.O) 18:00~21:00(L.O)
-- 定休日  日曜日、祝日 
-- カード  可 
-- テーブル席12席(要確認)/個室あり

■ お店

最初に来たときから分かり難い場所だ。今回は恵比寿に直行する湘南新宿線を一歩で逃したので東海道線で品川に出てタクシーに乗る。西麻布の交差点に南から入り左折し最初の狭い道へ。ゆっくり見ながら「ここ」と思い出す。
西からではなく南から西麻布交差点に入るときは交差点手前の道で降りるのが便利というのが今回わかった。
さて、「すゑとみ」の灯篭を確認し、エレベータで3階へ。女将が笑顔で迎えてくれる。個室は既に始まっているようだ。席に案内されたが、カウンターでは私たちが最初だった。カメラを取り出すと二人の写真を撮ってくれた。そして、「他のお客様が来たらカメラはしまってくださいと」。

早速、「えびす」で乾杯し一息つく。

■ 料理

お任せ、15,000円だと思う。電話予約のとき確認をしなかった。

先付:ぐじと菊花の和え物
   茗荷のそぼろ飯蒸し
八寸:鮎甘露煮、銀杏の松葉揚
   イクラと海胆カボス釜、玉葱と鱧の子花煮、蘇、栗と梨巻
お椀:鱧と松茸
お造:鯛と中トロ
煮物:おちこ芋の煮ころがし
焼物:のどぐろ(赤むつ)
酢の物:鮑と茄子の煮浸し
ご飯:穴子炊き込み山椒風味、ほうれん草味噌汁、香の物
菓子:蓮根餅

■ お酒

兄弟店「仲志満」でおいしかったので

「洌(れつ)」 純米吟醸 
   蔵元:小嶋総本店
   所在地:山形県米沢市
   酒度:+9、酸度:1.4 、アルコール度:16-17%
   酵母:山形酵母、米:山田錦、精米歩合:40%

■ 食事

ビールは「えびす」と「プレミアムモルツ」である。後できた他の客は全員モルツだったのには吃驚した。モルツの時代なのだろう。それでも私は「えびす」だ。美味しいものは美味しいのだ。

先付け2種。「甘鯛(ぐじ)と菊花の和え物」。菊の花を食することは欧米人には確実に驚かれる。このポン酢はカボスか。菊の花の香りが強いのだがそう思う。ぐじのモッタリ食感に菊の香り、ポンの酸味で頂く。写真では色がきれいに出ていないがぐじと菊の黄色がきれいであった。
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「茗荷のそぼろ飯蒸し」。もち米に肉そぼろを混ぜ、茗荷を載せて蒸したもの。肉のこってりさが微妙に利いている。茗荷は意外とサクッ感が残っていて食感も楽しい。
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ここでお酒にする。メニューを見て迷わず「洌」に。芳醇で辛口、酸味もありかなり濃い酒なので料理を楽しみながらちびりちびり飲む。

「八寸」だ。手前に「鮎甘露煮」と「銀杏の松葉揚」。酒とぴったり。「イクラと海胆カボス釜」、「玉葱と鱧の子花煮」、「蘇」、「栗と梨巻」。カボス釜といってもカボスの皮に入れてあるだけ。鱧の子が一番美味しかった。一般に花煮が大好きなので...一緒に煮た玉葱(確か京都のと言っていた様な)が甘くて味を添える。「蘇」、「栗と梨巻」はさり気なく通り過ぎる。蘇は牛乳をゆっくり時間をかけて煮詰めて作るが珍しいが美味しさがわからない。ただ、宮本輝の小説を思い出しただけ。
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お椀は「鱧」と「松茸」。土瓶蒸しでなくお椀だった。入店後主人が目の前で鱧の骨切りをしていたので何をしているかお客に説明した。鱧を実際食して納得顔であった。松茸は大振りに切ってあったが産地を聞き逃した。外国人と行くと料理等の説明で聞き逃しや見落としがあるのは仕方がない。薄い出汁で鱧と松茸を十分に味わえる。
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お造は明石の鯛と中トロの刺身。鯛はちょっと自信が無い。不思議で英語で記憶していて瀬戸内海と言うのがあってそこの出口付近は塩が速くてという説明だけ記憶している。記憶としてちょうど食べごろでモッチリした身が最高だった、鮪は普通だったと頭に残っている。。
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「おちこ芋の煮ころがし」。おちこ芋とは私言葉の「こいも」のことのようだ。里芋の親芋の周りの小さい芋のこと。この塩茹では大好きだ。これを煮て、葱の輪切りとゴマをかけてある。お汁も美味しい。
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焼き物は「のどぐろ」。皮も美味しい。いわゆる若狭地と呼ばれるお酒にみりん、醤油を混ぜたものを塗っているように思われる。塩が浸みた身もぷりぷりして赤むつの美味しさが100%生かされている。塩を振って時間を置いているのかもしれない。余りに美味しそうだったので半分食べて写真の取り忘れに気がつく。写真は半身。
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酢の物は鮑と加茂茄子の煮浸し。鮑も茄子も軟らかく煮てある。鮑が小笹寿司で出てくる位大振りだったらよかったのに。もう一切れほしい。
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定番炊込みご飯は穴子山椒風味。ほうれん草味噌汁、香の物。何杯お代わりしたか...
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これまた定番、「蓮根餅」。黒蜜と小豆のどろっとした甘さがなぜか気にならなくすっと入る。少し柑橘系の香りが入っているためかもしれない。
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■ お勘定
二人で38,000円。お酒は4合。お任せは他の方の記事から15,000円(昔は10,500円だったような、12,000円だったような)。

■ 感想等

八寸がちょっと寂しかったが、どれも美味しく頂いた。主人や女将の対応もよく楽しく食事できるお店だ。

主人がカメラ撮影を気にしていた。私は「フラッシュ御法度(禁止)」「シャッター音御法度(禁止)」でいいのではないかと思う。隣に音や光が漏れなければ何も問題ないと思っている。今回は私たちはカウンター最初の客で次のお客までとお許しを得たが、満席になっても主人が振り向いた隙に撮った。客にこういうストレスを与えるのも逆に問題ではないかと思う。迷惑をかけなければどう楽しもうと客の勝手だとも思う。違反があったらそこではっきり駄目出しすればいいと思う。

「すゑとみ」は「分とく山」の流れを汲む。そして元「分とく山」があった場所に3年前に開店した。料理の組み立ては大体同じなのだが価格上昇が気になる。実際、大阪や京都に比べ量などを考えると高いと思った。西麻布という土地柄だろうか。
東京のレストランは量は控えめである。大阪や京都、イタリアやフランス、中国に行くと量はずっと多い。きっと、マーケットの様相が違うのだろう。女性客に喜ばれるような量のような気がする。私のように「ガツンと食べさせて」という人間には東京は大人しすぎる。
地価が高く、物価も高い東京のレストランはコストパフォーマンスが低いと思う。美味しい和食をガツンと食べようと思うと「京味」のように私のお財布のレベルを超えてしまう。
イタリアで東京・横浜の同僚と食事に行くとプリモで終わることも多い。フランスでも肉か魚かを考える。肉は何で、魚は何とはならない。中華も一口ずつ。関東の人間はもっと食に貪欲にならなければグローバル社会で生きていけないのではないかと思ってしまう。関西の人間が子馬鹿にした発言するのも判る気がする。
何が言いたかったか...今回はコストパフォーマンスが悪かったが東京という土地柄しょうがないのかということ。12,000円だったら満足したかもしれない。


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by AT_fushigi | 2008-10-03 18:15 | レストラン | Trackback | Comments(2)

レストラン(日本-オーストリア)-東京(赤坂)-「カー・ウント・カー」


大好きな方が美味しいものを食べに行こうということで「カー・ウント・カー」に行きました。私は知らなかったのですが、レストランの神田シェフはオーストリア宮廷公認料理人の称号を持っているとのこと。名前の「K.u.K」とはオーストリアの皇室御用達ということらしい。行く前から大きな期待を持って出かけました。
素晴しいレストランでした。こういうレストランに出会えて幸せです。

(7月下旬に伺ったのでメニューはそのときの物です。飲んだオーストリアワインに関して調べる時間が無くて遅いアップとなりました。)

■ お店情報
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K.u.K(カー・ウント・カー)
-- 住所 港区赤坂1-4-6
-- 電話  03-3582-6622
-- 営業時間  [月~土] 17:30~21:30(L.O.)ランチ[水木金] 11:30~14:00(L.O.)
-- 定休日  日曜日、祝日 
-- カード  可 
-- テーブル席12席(要確認)

■ お店

新橋から虎ノ門までタクシーで数分。ほとんど車の通らない細い道の落ち着いた佇まいのなかにレストランがある。隣の「ツッカベッカライ・カヤヌマ」が既に暗くなっていて一緒に行った方が残念がる(後で調べたら午後6時までだそうだ)。
入り口に近づくとそこはウィーンに迷い込んだよう。昨年のベルリンでのグルメ三昧を思い出す。期待が大きくなります。
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お店に入るとやさしい笑顔でスタッフが迎えてくれる。私たちが最初のお客だ。中はほの暗く落ち着いた空間に、白いテーブル、上品な皿、グラス等最高の雰囲気。上品なシャンデリアがあります。グラスはロブマイヤーなどとこだわりがあると言う。
このような上品な本格的なレストランは日本では久しぶりだ。
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アペリティフはオーストリアのスパークリングワインを選んだ。
メニューは8,500円と12,000円のコースとアラカルトがある。8,500円のコースには4,700円(Auselese)または5,400円(Trocken Beeren Auslese: TBA)、12,000円のコースには6,200円(Auselese)または6,900円(TBA)加えることで料理に合わせたワインを出してもらうことも出来る。(メニューはダブルクリックで拡大)
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仔兎、仔羊のある8,500円のコースを選んで、アラカルトから1、2皿選ぶことにした。
今日のスペシャルの前菜があると言う。サーモンとトマトのジュレが美味しい冷製だとのこと。お魚料理がほしかったところなのでいただく。一方、梅山豚の熟成ハムの文字が最初から気になっていたので迷うことなく選びたいと打診する。仔兎のテリーヌも食べたいので前菜が3皿。すると、ハムはシェアしてはと提案があり従うことにした。
ワインは料理に合わせるお任せグラスワインとした。
このメニュー選びも楽しい。本当にヨーロッパの雰囲気だ。聞くとスタッフのオーストリアでの研修もあると言う。スタートからゆったりとした満足感で満たされる。

■ 食前酒

BRUNDLMAYER Brut 2004
-- by Brundlmayer
-- Sekt (Sparkling Wine)
-- Region: Niederosterreich
-- Country: Austria
-- Vintage: -
-- Varietal: Chardonnay 35%, Pinot Noir 25%, Pinot Gris 20%, Pinot Blanc 20%
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STEININGER Souvignon Blanc Sekt 2001 "SALON" awarded
-- by Weingut Steininger
-- Sekt (Sparkling Wine)
-- Region: Niederosterreich
-- Country: Austria
-- Vintage: -
-- Varietal: Souvignon Blanc 100%
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■ 料理

食前酒と:
  「ケーゼベッカー」
アミューズ:
  「フライシュライスクロケット」 地鶏・米・パプリカ 
前菜:
  「バインシンケン」キュッヘンマイスターの手による梅山豚の熟成ハム
  「ラクスミットパプリク」パプリカムース サーモンマリネ トマトのジュレ
  「カニンヒェン・クラウト ブラッテ」仔兎とキャベツのテリーヌ クミン風味 セルフィーユラムソース
スープ:
  「ツヴィーベルカルトシャーレ」玉ねぎの冷製スープ ケーゼアイヤーティッヒを浮かべて
メイン:
  「ラムリュッケンフィレ ミット シュペックマンテルン」チロルの生ハムを纏った仔羊のロースト
アンズ茸のグリュステルと共に

■ ワイン

料理に合わせたグラスワイン

KNOLL Federspiel Ried Kreutles Gruner Veltliner 2006
-- by Knoll
-- White
-- Region: Niederosterreich
-- Country: Austria
-- Vintage: -
-- Varietal: Gruner Veltliner 100%
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STEININGER Gruner Veltliner Novermberlese 2006
-- by Steininger
-- White
-- Region: Niederosterreich
-- Country: Austria
-- Vintage: -
-- Varietal: Gruner Veltliner 100%
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ESTERHAZY Estoras Rot (Caberne Sovinion) 2005
-- by Esterhazy
-- Rot- Red
-- Region: Burgerland
-- Country: Austria
-- Vintage: -
-- Varietal: Blaufrankisch- Cabernet Sauvignon 100%
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■ デザート等

デザートワイン

KRACHER Auslese Cuvee 2006
-- by Esterhazy
-- White
-- Region: Burgerland
-- Country: Austria
-- Vintage: -
-- Varietal: Chardonnay 80%, Welschriesling 20%

Kayanuma (詳細不明)
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チーズ:
「ケーゼクラッハー」 貴腐ワインでマリネしたオーストリア産ブルーチーズ
黒蜂蜜とコンディトールマイスターのトーストと共に

デザート:
「アップル シュトゥルーデル」ウィーンアップルパイ アイスクリーム添え
「トプフェンシュニッテ」ハーゲンブッテのラグーとニワトコの花の香りのジュレ

コーヒー

■ 食事

まず、食前酒。オーストリアの発泡ワインは初めてだと思う。BRUNDLMAYER Brut は酸味が少し感じられる。STEININGER Souvignon Blanc Sekt は色が黄金色に輝き華やかな香りがする濃い目のSektだった。
食前酒に添えられたのが「ケーゼベッカー」(と聞こえた)。「ツッカベッカライ・カヤヌマ」の塩クッキー「ケーゼベッカライ」と同じ?
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アミューズ。「フライシュライスクロケット」(お肉・ライス・コロッケ)と聞こえた。地鶏・米・パプリカのコロッケだそうだ。ヨーロッパの細かいパン粉のコロッケ。パプリカの香りが聞いた一口サイズのコロッケ。少しご飯の甘い味がパプリカで締められている。
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バターとパン。バターはホイップ状と発酵バター。パンも「カヤヌマ」製だろうととのこと。
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前菜3皿。
前菜1:バインシンケン。量はハーフプレート。梅山豚(メイシャントン)は日本では100頭位しか飼育されていない珍しい豚とのことだ。目の前で腿肉を切り取ってくれる。柔らかそうなハムで切るのも難しそうだ。厚めに切られたハムはまずそのままで。ジューシーで塩が薄いがしっかり利いている。オランダ滞在中に良く食したタイプのハムで懐かしい。それはハムの中でも一際高級で高価格だった。ゲルマン系のこの種のハムは大好物だ。
ソースを添えていただく。口に入れると、じっくり熟成された香りと甘味と辛味が複雑に絡み美味しさが広がりる。お肉も柔らかく噛むほどにお汁が口に広がる。
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ここで最初のワイン、オーストリア白。KNOLL Federspiel Ried Kreutles Gruner Veltliner。ラベルはワインの神様。オーストリアで広く栽培されている葡萄Gruner Veltlinerのワイン。少しスパイシーな感じです。

前菜2:今日の特別料理のサーモン。透明のトマトのジュレの濃いトマト味が口に広がる。サーモンの味が強く出ていて少しサーモンが好きな人にはたまらないだろう。ただし、サーモンとトマトが口の中で一体化しなかったような気がする。
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前菜3:仔兎のテリーヌ。キャベツの味を確認しながら兎の独特の味を楽しむ。テリーヌとしてはあっさりしているように感じるのはキャベツが入っているからだろう。掛かっているソースのジュレが味を引き立てる。
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2杯目のワイン、オーストリア白。スパークリングワインと同じ作り手のSTEININGER Gruner Veltliner Novermberlese。やはり、葡萄Gruner Veltlinerしかし、もっと華やかな花の香りを感じる。
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スープ:玉ねぎの冷製スープ。目の前に卵焼きのような一切れの入ったお皿が出た。これがケーゼアイヤーティッヒなのだろう。スープポットから注いでくれる。あっさりした玉葱の甘みたっぷりのスープ。ちょっと、物足りなかった。もう少し濃厚な味を期待していたからで、玉葱の甘みをより感じるためにあっさりとしているのかも知れない。
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3杯目のワイン、オーストリア赤。ESTERHAZY Estoras Rot (Caberne Sovinion)。力強い辛口ワインだった。紋章の描かれたラベルに作り手のプライドを感じる。

メイン:「ラムリュッケンフィレ ミット シュペックマンテルン」。ラムのグリル。生ハムが巻いてある。焼き加減もきれいなピンクが証明している。臭みはもちろん無く、これぞラムという味でソースもぴったり。大好きな茸のソテーも添えられ、ラムと口に含むと香りと食感が美味しさを倍加する。
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チーズ:「ケーゼクラッハー」。「クラッハー」はワイナリー(作り手)の名前(一緒にいただいた)。貴腐ワインで何度もマリネしたオーストリア産ブルーチーズとのこと。円筒状の塊からスプーンで削り取ってサーブする。トーストと黒蜂蜜が添えられている。ワインの香りがするがねっとりしたチーズを口に含むとブルーチーズ独特の風味と味が広がる。「カヤヌマ」の
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デザートワイン。「カヤヌマ」ワインと「クラッハー」のアウスレーゼ。一杯ずついただく。

デザート:「アップル シュトゥルーデル」ウィーンのアップルパイ。表面はかりっとし、しっとりとした具を包んでいる。
「トプフェンシュニッテ」フレッシュな生チーズケーキのようなお菓子。独特の香りがニワトコの花の香りなのだろう。
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コーヒーと「カヤヌマ」のクッキー。
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■ お勘定
二人で40,000円。今回は前菜を楽しんでお魚料理を取らなかったのでリーゾナブルか。安いかも。

■ 感想等

オーストリアといえば私の始めての海外の訪問地がウィーンだったので懐かしい。郊外のワイン畑を見ながらホイリゲでワインを楽しんだり、ウィンナーシュニッツェル、ウィンナーコヒーやザッハトルテなど「観光客」をしっかり楽しんだ。ワインセラーのレストランを少し楽しんだが、こういう宮廷から伝わるフォーマルな食事を楽しむことは無かったので(実際には若かったので気後れして行けなかった)、楽しみにしていた。実際食して、フレンチやイタリアンと比べ、材料の使い方や味付けの複雑さなどでより素朴に感じる。しかし、これが心地よく、薄化粧に近い料理を楽しむことが出来た。帝国の宮廷料理なので当然かもしれないがベルリンで楽しんだフォーマルなレストランと雰囲気、料理が同じ系列であると確認できた。

久しぶりの最高の食事だった。最高の雰囲気、サービス、料理、会話。興奮してしまいました。最近はイタリアンや割烹が多かったのでしばらく振りでいわゆるヨーロッパのちゃんとした「レストラン」での食事を思い出させてくれた。
レストランに風格があって、敷居が高く設定されている。真夏だったのにスーツを着ていったことに安堵感を覚えた(別にドレスコードがあるわけではないが)。お客も不思議と雰囲気にぴったりはまっている。
それでも、上品で和やかな雰囲気でリラックスして料理を楽しむことが出来る。これは、余裕のあるスペースや調度品に加え、サービスが行き届いていることもあると思う。トータルで満足感が得られる。
こういうレストランはヨーロッパに行かなければ無いかと思っていたので、驚いた。是非このままを維持してほしい。
また、訪問する人は雰囲気を壊さないマナーを守ってほしいと思う。

最後にお店の入り口のショーケースのザルツブルグの岩塩の結晶とチロルのシュナップス「ROCHELT」
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by AT_fushigi | 2008-09-15 23:27 | レストラン | Trackback | Comments(2)

レストラン(日本-イタリアン)-横浜(横浜駅)-クオーレフォルテ


新しい人生を歩もうとしている親しい方の壮行会ということで「クオーレフォルテ」で食事です。先日、「ヴィノテカサクラ」で他の同僚と一緒に食事したばかりなので二人とも比較という意味での興味あります。

■ お店情報
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「クオーレフォルテ (Cuore Forte)」
-- 住所 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町井上ビル1F
-- 電話  045-316-6335
-- 営業時間  [月~土] 18:00~23:00(L.O.)
-- 定休日  日曜日 
-- カード  可 
-- カウンター9席
-- HP http://www.cuoreforte.com/

■ お店

横浜駅西口から地上を右手方向に。エクセル東急の前を通って、居酒屋などが並ぶ賑やかな方向へ。高速道路に下の端を渡り、郵便局の側をまっすぐ。鶴屋町2丁目の交差点を渡らずに左に曲がり二軒目です。最初通り過ぎてあわてて戻った。表示は高いところにある。交差点を曲がったら空を見るように上を見たほうが良い。
また、入り口が分かりにくい。写真の重そうな木の扉が入り口。横の中をくり貫いたブロックを積み上げた窓から中は見えにくくなっている。
中に入ると右手にワイン保存棚があり、その前のカウンター席のみ。9席だったと思う。
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席に着くと、まず、Spumanteで乾杯。SpumanteはCostaripa1種類とのこと。丁度、ボトルの最後と開けたてとなった。開けたてはは酸味と辛味が舌に来るので少し置いて飲むのが良い。
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メニューはコース(~7,000円)とアラカルトがある。お勧めに従いアラカルトをシェアすることにした。アンティパストから2種類、プリモ、セコンドを選んだ。出てきたものを見るとシェアではなくハーフプレートであった。これはヴィノテカサクラと同じ。(アラカルトメニューはダブルクリックで拡大)
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アンティパストは魚と肉から選ぶことにした。アナゴと迷って天使のエビのタルタルを選び、フォアグラを選んだ。
プリモはラビオリにしたが、今日は生ポルチーニがあるのでソテーを添えることができるとの垂涎のお誘いが。即決(2,200円→3,600円)。
セコンドは豚肉と迷ったが、今日は松かさ焼きのようにうろこパリパリのアマダイのポワレ(5,000円)があると聞いてこれも即決。
ワクワクしながらお皿を待つ。

■ 料理

アンティパスティ:
スモークサーモンと天使のエビのタルタル
仏産鴨フォアグラのスモーク 赤玉葱とリンゴのキャラメリゼ添え

プリモ:
仏ドンブ産ウズラのラグーをつめたラビオリ 生ポルチーニとともに

セコンド:
本日の鮮魚のソテー:甘鯛の松かさ焼風ポワレ

■ ワイン等

Costaripa Brut
-- by Azienda Agricola Costaripa
-- Spmante Brut
-- Region: Lombardia
-- Country: Italy
-- Vintage: -
-- Varietal: Chardonnay 100%
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Chiaranda 2006
-- by DONNAFUGATA
-- Vino Bianco
-- DOC: Contessa Enterina
-- Region: Sicilia
-- Country: Italy
-- Vintage: 2006
-- Varietal: Chardonnay 50%, Ansonica 50%
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Collio Tocai Fuliurano 2004
-- by Borgo Del Tiglio
-- Vino Bianco
-- DOC: Collio Goriziano
-- Region: Friuli-Venezia Giulia
-- Country: Italy
-- Vintage: 2004
-- Varietal: Tocai Fuliurano 100%
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Magia, Distillato D'uva 1997
-- by Berla
-- Grappa
-- Region: Nizza Monferrato, Piemonte
-- Country: Italy
-- Vintage: 1997
-- Varietal: Barbera d’Asti, Brachetto e Malvasia
-- Alcohol: 45%
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■ 食事

まず、タルタル。トマトのように見えるのがスモークサーモン。緑色は枝豆。奥にブラッドオレンジ。エシャロットの微塵切りか何かの歯に当たる薬味も。枝豆がサーモンとエビのクニュッとした食感と違和感がある。別々に食す。ねっとりしたサーモンとエビのタルタルを十分楽しめた。
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ワインのボトルが運ばれてくる。Chiaranda,DONNAFUGATA。色も良く、桃などの果物の香りで辛口で芳醇。大人しくなく挑戦的でもない。まさにシシリアのワインの代表格だと思う。

次は前菜でフォアグラのスモーク。赤玉葱のコンフィとリンゴの砂糖煮が添えられている。甘いバルサミコソースと甘い添え物をフォアグラと口に含む。口の中でフォアグラが解けて赤玉葱とリンゴが一体化してそのハーモニーが幸せな味と食感と香りが口から鼻そして脳みそへ突き抜ける。十分に堪能できた。
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プリモのラビオリ。今日は生ポリティーニのソテーがたっぷり入っている。ラビオリのバター味ではポリティーニに塩味が足りないと思いお塩をもらった。トラーバニの塩と思われる深い塩味でポリティーニを堪能した。
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お喋りと料理でボトルが開いたのでグラスワインをいただくことに。薦めて頂いたワインのもうひとつのボトルCollioを開けてくれた。TOCAI Fuliuranoは初めて。樽の熟成した香りが広がる。重めの辛口芳醇、まさにセコンドにぴったりのワイン。わずかに少し舌に残る渋みが気に入る。

セコンドの甘鯛。松かさ焼き風の文字通り、鱗が立っている。特殊なことをしているとのこと。これは最高だった。これまで食べたポワレの中でも一、二位を争う出来。焼き加減、皮のパリパリ感、塩梅も抜群。正に京都の味でもあった。甘鯛だけでまず堪能して添えられた野菜を味わった。
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今日は最高の料理を味わうことが出来、満足。量もどちらかというとしっかりしている。

チーズがまた楽しい。一人分を頼んで二人でシェア。スプーンのヤギのチーズがワインに会う。ゴルゴンゾーラは二人の好物。
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上質なGrappaとリキュールをいただき、エスプレッソでしめた。
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■ お勘定
二人で36,000円。ワインDONAFUGATA 8,900円。Collio 1,500円/グラス。

■ 感想等

どういう経緯があってヴィノテカサクラからクオーレフォルテ開店に到ったのか分からないが、私はクオーレフォルテの洗練された料理やもてなしが好きになった。鶴屋町は時々出没するが、こんなに横浜駅に近いところにこんな素敵なTrattoriaがあるなんてそれだけで幸せになる。
常連さんとの差別を気にする人もいるようだがカウンターなのでしょうがないと思う。それはお店のせいと言うより常連さんの品格なのだと思う。京味でも品格のない常連さんはいた。自分がそうならなければいいのだ。


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by AT_fushigi | 2008-09-11 02:12 | レストラン | Trackback | Comments(0)

レストラン(日本-蕎麦)-横浜(戸塚)-「みず野」(再訪記)


先週のある日の夕方、戸塚で、一仕事のあと帰りの午後7時ごろ雲行きが怪しくなり、雷がピカピカゴロゴロ。最初は遠かったのが近づいてきます。実はいろいろあってちょっとお酒の気分でしたが一人なので逡巡しました。結局、この蕎麦屋に思い当たり飛び込みました。間一髪で雨が来ました。

■ お店情報

「みず野」
-- 住所 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町内田ビル103
-- 電話  045-864-0045
-- 営業時間  [月~土] 11:00~16:00、17:30~22:00(L.O.)
-- 定休日  日曜日 
-- カード  -(聞かなかったがおそらくX)
-- テーブル/カウンター

■ お店
戸塚駅西口から数分、今年四月にできた新しいお店。たまたま開店の日に通りかかり入った店(リポートはこちら)。開店の時はつまみメニューもあまりなく、お酒もいま一だった。
今回入店すると清潔な感じだが壁が目立つ造作は変わっていないが小物が増えたように思う。
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つまみメニューも増え、お酒や焼酎の種類も増えたようだ。蕎麦のメニューも変わったようだ。壁にあったお酒のメニューから気分と合う「酔鯨」ときめ、ビールを頼んでメニューを見る。
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■ 料理

くるみ山葵
鴨ネギ
鱧の天麩羅
せいろ大盛り

■ お酒類

サッポロ生ビール1杯
「酔鯨」2合
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■ 食事

くるみ山葵はくるみと山葵粕漬の刻んだものを合えたもの。山葵が利いてお酒に良い。
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鴨ネギは「鴨南」の鴨とネギ。この鴨が美味しかった。火の通り具合が丁度良い。
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鱧の天麩羅も鱧がホクホクして美味しかった。一寸した失敗は薬味の生姜を入れすぎて生姜の香りと味が強すぎて鱧の淡白な味が半減したこと。
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せいろは今回も不満が残った。二八蕎麦で味は良いのだが喉越しが今一。表面の水っぽさは開店当時から変わっていない。皆美味しいと食べているので私の好みの問題かもしれない。今度は暖かい蕎麦を頼んでみたい。(写真は一人前、後から大盛りに増やした)。
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■ お勘定
約4,000円。「酔鯨」2合x(580円/合)。せいろ蕎麦 900円

■ 感想等

夕方帰りにちょこっと寄れる(飲める)蕎麦屋があることは良い事だ。仕事で訪問する町でそういう店を見つけるのは楽しい。
お客の入りも開店当時に比べまあまあの様だし、家族連れがいたのでちょっと安心した。メニューなどに改善が見られるので期待したい。蕎麦にもっと凝ってほしい。
今日の鴨と鱧は好きな一品になった。


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by AT_fushigi | 2008-09-07 00:56 | レストラン | Trackback | Comments(2)

レストラン(日本-イタリアン)-横浜(関内)-ヴィノテカサクラ


会社の同僚4人で出かけました。2人はあまりアルコールは下戸(一人は全くだめ)、2人は飲兵衛という組み合わせです。お料理とワイン両方に注目してのお店選びです。

■ お店情報
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「ヴィノテカサクラ (Vinoteca SAKURA)」
-- 住所 神奈川県横浜市中区太田町4-47 コーワ太田町ビル1F
-- 電話  045-650-5450
-- 営業時間  [月~土] 17:30~02:00(L.O.) ただし、[祝] 17:30~23:00(L.O.)
-- 定休日  日曜日、第3月曜日 
-- カード  可 
-- テーブル3卓(4+4+2)/カウンター6席

■ お店

関内の駅から徒歩で5分程度。そこだけ明るい。表に小さい字で書かれたメニュー黒板が出ており期待を持たせる。
ドアを入ると明るい一寸したスペース。昔は受付カウンターがあったとのことだ。中に入ると明かりを落とした空間。正面にカウンターがあり右方向に伸びている。左のテーブル席に案内される。テーブルは4人席が3卓。
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スプマンテとプロセッコ、ブラッドオレンジジュースを頼むとメニュー黒板が来た。シフのおまかせコース7,325円もあったがアラカルトで頼むことにした。
アンティパスト13種類、プリモ8種類、セコンド9種類。あれも食べたいこれも食べたいと楽しい時間。結局スタッフと相談して、アンティパスト2種類、プリモ2種類、セコンド2種類選んでそれぞれ2皿分を4人でシェアし4皿に分けてもらうことにした。
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ワインは2人しか飲まないのでボトルを1本とることにした。1万円程度の予算に対し用意された3本からPINOT NEROを選んだ。あまり日本に入っていないワインだということだった。

■ 料理

アミューズ:
  白かぼちゃのポタージュ
アンティパスティ:
  福島産大羽イワシと茄子のピューレ ペッコリーノ風味
  仏産鴨フォアグラのソテー バルサミコ風味
プリミ:
  キタッラ 仔羊モモ肉と茄子の白ワイン煮込みソース
  仏産ジロール茸リゾット
セコンディ:
  大分産マダイとアサリ、”インカの目覚め”の軽い煮込み
  国産豚首肉のソテー バルサミコソース 青山椒の香り
デザート:
  本日のデザート盛り合わせ
  山梨産黄桃のコンポート バニラのジェラート添え

■ ワイン

NOIR 2002
by Tenuta Mazzolino
DOC: Oltrepo Pavese
Region: Lonbardia
Country: Italy
Vintage: 2002
Varietal: Pinot Nero 100%
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■ 食事

まず、アミューズ。白かぼちゃのポタージュ。ほんのり甘い冷たいポタージュ。
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この後は2皿を4皿にアレンジしてもらったので写真の量は0.5人前。ただし、一皿が美味しくいただけるようにアレンジしてあるともいっていたので、一皿を作って半分に分けたわけではなく量的に半分量の独立したお皿(いわゆるハーフプレート)をサーブしてもらったようだ。実際、マダイは美味しくいただくために材料が多くいるので一皿が約1.5倍の価格といわれ了解した。

アンティパスティ2品。まず、「福島産大羽イワシと茄子のピューレ ペッコリーノ風味」。出だしでガツンと来ました。イワシが脂が程よく載っていて新鮮。それをチーズの塩分と香草で楽しむ。
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ここまでプロセッコで楽しんで、ここから赤ワイン。
ワインはイタリア赤ワイン「NOIR 2002」。LonbardiaのDOC、「Oltrepo Pavese」のワイン。ルビー色も程よく、暗くもなく透明感もある。ピーチなどの果物の香りだがしっかりした味。タンニンもあまり強くなくほどほど。酸味も程よく調和の取れたワイン。美味しいワインだ。
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もうひと品、「仏産鴨フォアグラのソテー バルサミコ風味」。このフォアグラは最高。ソテー加減、しっかりした塩加減で十分楽しんだ。トッピングの青ねぎとスグリか何かの赤い実が複雑な味を作り出す。
フォアグラはかぼちゃのビュレに載っていたがビュレがちょっと多いかなと思った。ここがハーフプレートのアンバランスがちょっと出た。
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プリミ。「キタッラ 仔羊モモ肉と茄子の白ワイン煮込みソース」。生パスタだが塩がしっかり利いていて全員無言で食して、「んーーん」。これはもっと食べたいの「んーーん」。ラグーが美味しい。茄子が入ると味に広がりが出てくるから不思議だ。
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楽しみにしていた「仏産ジロール茸リゾット」。最高でした。これも「んーーん」。茸の味がしっかり出て、しかも茸はしっかりシャキッとしている。
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セコンディ。まずはお魚(ペッシェ)。「大分産マダイとアサリ、”インカの目覚め”の軽い煮込み」。マダイはしっかり焼いてあり、この少し焦げた皮を楽しむ。皮ごと切って、アサリとシシリアンルージュを添えれば香ばしさとあっさりした白身に、貝の塩が利いたジュースとトマトの酸味の味のハーモニーが口に広がる。
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最後はお肉(カルネ)。「国産豚首肉のソテー バルサミコソース 青山椒の香り」。うすきりのお肉はジューシーでしっかりした噛み応え。バルサミコの甘酸っぱい、そして濃厚なソースが合います。これと茄子を絡ませれば口の中であまり脂や濃厚さが抑えられます。青山椒のちょっと苦味のある味複雑に絡まり美味しい一品です。
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ここまで4時間近く。ゆっくりなせいか、ハーフプレートで美味しく食べられるよう量が調整してあるせいかお腹が大満足。それでも、ドルチェとコーヒーは欠かせない。
「本日のデザート盛り合わせ(レモンパウンドケーキ、黒ゴマのいパンナコッタ、スダチのソルベ)」と「山梨産黄桃のコンポート バニラのジェラート添え」スダチのソルベのちょっと苦味のある柑橘系の味が大人のソルベだ。パンナコッタとコンポートは香りとともに美味しくいただいた。
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■ お勘定:4人で53,500円。ワインが9,300円。

■ 感想等

私たちが2番目の客だったが、シェアしたので2倍のお皿がサーブされたことと、ゆっくりのサービスも合わせ4時間もの長時間の食事になった。お喋りも楽しんだので退屈することもなく美味しい料理とワイン、そして時間を楽しんだ。

料理は内容も充実しており、特に口の中で広がる計算された複雑な味を楽しんだ。素材も良く人に薦めることのできるレストランだ。スタッフに相談しながら選んだ料理が良かったのかどれも美味しく満足した。新生「SAKURA」になってちょっと物足りなさを感じる人もいると聞いたが私たちは大満足で店を出た。
サーブは料理と料理の間の時間が長いのは気になる。相手を選んでくるようにしたほうが良いと思う。
私たちが楽しんでいる間にも次々に切れることなく客が入って出て行く。9時を過ぎるころにはワインを楽しむカップルが増えた。場所柄か客の中にはちょっと違うのではないかと思われる人もいた。今はカウンターが高く、ワインバーが主体になっているようだ。テーブルを主体にし卓数を増やすことでもっといいレストランになると思った。ちょっと惜しい。


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by AT_fushigi | 2008-09-05 17:40 | レストラン | Trackback | Comments(2)

レストラン(日本-居酒屋)-横浜(横浜駅)-うさぎや


先週、外国人とカジュアルな懇親会で横浜駅近くの「うさぎや」に行きました。

■ お店情報
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「うさぎや」横浜店
-- 住所  神奈川県横浜市西区南幸2-7-10
-- 電話  045-530-0030
-- 営業時間  [月~土] 17:00~24:00(L.O)
-- 定休日  日曜日

■ お酒類

生ビール 「プレミアムモルツ」

芋焼酎 「月の中」、「天無双」
     「月の中」:「手作りゆえ生産わずかの人気焼酎です」
     「天無双」:「天下に二つと無い逸品」

お酒 「〆張鶴」(雪)

■ お店

横浜駅相鉄線改札口を出て線路沿いに歩き橋を渡ってムービルを突っ切り階段を下りて見える路地を進む。
いっちゃが」の店の角を道なりに左に曲がってすぐのところにある。曲がったところで、「三丁目の夕日」的風景に出会う。
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一階が「いっちゃが」の背中後ろにあたりカウンター席、2階に掘りごたつの宴会用の席が並んでいる。2階にもカウンターがあり焼酎瓶などが並んでいる。

ビールで乾杯。プレミアムモルツの生はうまい。

料理は次々出たのだが話に夢中で写真記録は以下だけ。
最初のトマト、アボカドと生ハムはなんとも言いようの無い組合せ。ほかの料理は丁寧に作ってあり、薄味で美味しい。最後の豚と牛肉の蒸篭蒸しは肉と野菜の旨みがが混ざって美味しい一品だった。
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焼酎はこだわっているとのことでいつも通りお湯割で飲んだがやさしい芋焼酎であった。

■ 感想等

外国人と楽しい時間をすごすことができた。
店へのアプローチは外国人にも「ほお」という反応を出させる、横浜駅近くとは思えないレトロな風景で店への期待感も高まる。店はテーブル間もそんなにきつくなく、堀コタツなので座るのが苦手な外国人向けであった。
料理は居酒屋料理だがあまり味が濃くないのが良い。丁寧に料理や盛り付けがされていて気持ちが良い。今回は団体なので宴会コースだが、今度は少し少人数で来て、もっといろいろ試してみたいと思った。
サービスは程よい。また、てきぱきした感じが良かった。

気の合った仲間とわいわいがやがやするのに利用したい。


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by AT_fushigi | 2008-08-29 20:04 | 出張・旅行 | Trackback | Comments(0)

レストラン(日本-イタリアン)-東京(広尾)-イル・リストランテ・ネッラ・ペルゴラ


雨が続き寒い夏の終わりです。
出張が多いこともあり、レストラン(美術館もですが)に行く機会が減りましたが、報告していないお店もあるので思い出しながらアップします。

この日は会社で海外出張などでお世話になった方の送別会でした。

■ お店情報

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「イル・リストランテ・ネッラ・ペルゴラ (IL RISTORANTE NELLA PERGOLA)」
-- 住所 東京都渋谷区広尾3-2-13
-- 電話  03-5464-1288
-- 営業時間  [火~日] 18:00~22:30(L.O.) [土、日、祝] 12:00~13:30ランチあり
-- 定休日  月曜日(祝日の場合は翌日) 
-- カード  可 
-- テーブル6卓/お店の反対側に個室

■ お店

恵比寿からタクシーで5分。広尾三丁目交差点のすぐ傍です。扉を開けるとレセプションがあり、荷物を預け、席に案内される。結構暗く設定されているが右の窓は目隠しがあり明るい道に面している。部屋の向こうの奥はテラスがあり植物がライトアップされている。
部屋の中央には10本くらいの管の先にススキを挿したオブジェがあり、それを囲むようにテーブルが6卓。全席2人席。白いクロスが掛けられた各テーブルにはキャンドルが揺らいで雰囲気もよい。
デートあるいは友人と静かに楽しむレストランである。実際カップルが4席、女性同士が2席であった。
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■ オーダー

プリフィックス8,000円のみ。アンティパスト(前菜)、プリモ、セコンドを選ぶ。(ダブルクリックで拡大)
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アミューズ:二ンニクのソルベとトマトのジュレ、桜海老のココット

前菜:赤座海老のアンチョビ風味(+1,000円)
プリモ:タラバガニと生ウニのキタッラ(+500円)
セコンド:赤ムツのパレルモ風ガブリオさんのオレガノ風味(+500円)
デザート:ティラミス

前菜:オーボリ(たまご茸)と仔牛フィレ肉のインサラータ(+1,000円)
プリモ:サマーポルチニとサマートリフのトレネッテ(+1,000円)
セコンド:茨城産ミルク仔鳩グレープフルーツとバローロビネガーのアブロドルチェ
デザート:ドモーリのチョコレートとペッコリーノチーズとゲランドの塩の温かいトルタ

エスプレッソ、グラッパ

■ ワイン等

食前酒:
Vernaccia di Oristano, RESERVA 1990
DOC: Vernaccia di Oristano
Region: Oristano, SARDEGNA
Country: Italy
Vintage: 1990
Ageing: 48 months
Varietal: 100% Vernaccia
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食事のワイン:
Vodopivec, 2003
DOC: Vernaccia di Oristano
Region: Friuli Venezia Giulia
Country: Italy
Vintage: 2003
Varietal: 100% Vitovska
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「カルソ地区のズゴニーコにあるワイナリーは、ヴォドピーヴェッチ兄弟によって1997年よりワイン生産を開始。現在4.5ヘクタールの畑でカルソ土着のブドウであるヴィトフスカのみを栽培。自然や生態系に対して最大限の敬意を払うべく、畑では一切の化学的な薬剤を使用しない。ヘヘクタールあたり10000本という高密植の畑から、低収量だが凝縮度の高いブドウを生産。白ブドウながら7日間にわたる、温度管理などを一切行なわないマセレーションを行った後、皮と種を除き大樽へと移されそこで2年間熟成させる。その後ボトリングされたワインはさらに1年ほど寝かされ、出荷へと至る。」
(http://www.vinaiota.com/common/friuli/vodopivec.html)

■ 食事

食前酒はイタリアンシェリーという紹介にピンと来てオーダー。Vernaccia di Oristanoはアルコール度も高く(15%以上)、金色に輝き香が広がる。ドライではなかったが、舌の上で転がしながら楽しんだ。
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メニューはプリフィックスと言うことであった。前菜、プリモ、セコンドを選ぶ。お魚とお肉をそれぞれ頼んで「勝手にシェア」することに。「シェア」と言ってもスタッフの反応は無かった。

アミューズ。ニンニクの二ンニクのソルベとトマトのジュレ。にんにくの香りがして少し驚くが滑らかな舌触りですっと入っていく。下には透明のトマトのジュレにトマトペーストが掛かっていてすっきり味である。
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もうひとつのアミューズ。桜海老と鶉卵のクロスティーニ。というよりココットと言う感じ。クロスティーニなのだからパンは大きいのを添えてほしいと思う。これは桜海老の香りが勝負だが、海老の香りが浮いた感じを持った。
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ワインは白ワインで辛口、Friuliでと言うことでお勧めを頂く。この葡萄は小規模にしか生産されていないようだ。金色に輝く、フルーティな香りが高い。味は直球で、口に広がる深みのある味わいが良い。しっかりしたワイン。

前菜1。赤座海老のアンチョビ風味。
スキャンピは大好物。結構立派な海老。縦に半分に切って焼いてアンチョビソースが掛けられている。身がプリプリで幸せを感じる。
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前菜2。オーボリ(たまご茸)と仔牛フィレ肉のインサラータ。
インサラータはサラダのこと。円形の仔牛フィレ肉の上にオーボリのスライスがたっぷり載っている。オーボリの下にルッコラかな、上にアーモンドスライスとパルミジャーノチーズが載っている。
オーボリは初めて。表面が赤く内部は白の様で、料理の見かけは小さなりんごのスライスが載っているようだ。仔牛は生肉。生のキノコの独特の香りとさくさく感とアーモンドのカリカリ、生肉のもったりのハーモニー。
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プリモ1:タラバガニと生ウニのキタッラ
美味しくて当たり前と言う組み合わせ。蟹も海胆もたっぷりで大満足。
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プリモ2:サマーポルチニとサマートリフのトレネッテ
トリフがこれでもかと惜しげもなく掛けられている。香りたっぷりである。ツルンとした生ポルチニと共に濃い味と食感を楽しんだ。
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ここでオレンジソルベの口直しが入る。また、準備の要るものもあると言うことでここでデザートをオーダーを取りに来た。
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セコンド1:赤ムツのパレルモ風ガブリオさんのオレガノ風味
パレルモ風の意味は知らない。お皿はパリッと皮を焼き上げてある赤ムツがポテトの上に載せられ、ムール貝、シシリアンルージュの焼いたものとズッキーニの花のフリットが添えられている。焼き加減はしっかりで皮のパリパリが美味しい。あっさりした魚とコッテリのムール貝と濃い味のシシリアンルージュで楽しむ。
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セコンド2:茨城産ミルク仔鳩グレープフルーツとバローロビネガーのアブロドルチェ
甘いタレ(蜂蜜ベース?)に浸した仔鳩を焼いてある。ひとつは足先まである。アンディーブの上に2切れ、グレープフルーツと甘めのソースが掛かっている。歯でこそげながら骨までしゃぶってしまった(手を洗うお水付)。そばのお団子は鳩の内臓とポテトのコロッケである。
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デザート1:ティラミス
薄いラングドシャーのようなものでマスカルポーネを挟んである。これにエスプレッソのグラニテを掛けながら食する。マスカルポーネをパリパリの食感と共に楽しんだ。
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デザート2:ドモーリのチョコレートとペッコリーノチーズとゲランドの塩の温かいトルタ
これは複雑なデザートだった。ペッコリーノチーズを使ったチョコレートケーキ。温かいせいかペッコリーノチーズを強く感じる。大好きなデザートになりそうである。
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グラッパは白桃ベースといつもの熟成した茶色掛かったグラッパを選んだ。エスプレッソと共に楽しんだ。
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■ お値段
二人で43K円。プリフィックス8K円+2K円(一人)、ワインは12.5K円。イタリアンシェリー1.4K円/杯。10%サービス料。

■ 感想

雰囲気、料理、サービスとも満足度を十分に得られる。特にデートには最高の舞台となる。ただし、男性には料理が物足りないかもしれない。
ダイニングルームの中心にある生花のオブジェを囲む適当に離れた6席と言うこじんまりした空間が心地よい。落ち着いた照明と駒沢通の喧騒をあまり意識しない静かな空間だ。
料理は東京イタリアンでありカップル・女性向けを意識したお店だ。フレンチのヌーベルキュジーンの影響も見られる。ガツンと言う感じではなく、丁寧に作られた繊細な料理であった。もう少し力強さがあってもいいかなと思う。
また、料理は材料に依存しており日本的でわかりやすい。ただ、少しメニューがちぐはぐに感じられ一本筋が通っていないような気がした。
前菜で選んだオーボリは食感、味、香りのハーモニーを楽しめた。今日の収穫。タラバ蟹や海胆、生ポルチにとトリフ等、「この素材」という料理であった。これに対し、メインはそれぞれ楽しめたが、もう少し太さ(しっかりさ)がほしいと感じた。
サービスはフロアに男女二人。フレンドリーで気持ちよい応対であった。ただ、メニュー選びでお勧めを聞いたときの答え「どれもおいしいですよ」はCS上よろしくない。客の様子や会話から客の求めている満足を満たすようにお勧めを答えるべきだろう。また、パンくずや芥子のみなどテーブルのゴミはこまめにとってほしい。
予約をすればおまかせ(10,000円)があるようだ。次回試してみたい。


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by AT_fushigi | 2008-08-25 15:49 | レストラン | Trackback | Comments(0)